元巨人監督・堀内恒夫さん ヤクルトの2年目右腕を称賛「いいピッチャー。将来が面白いね」

堀内恒夫氏

　元巨人監督の堀内恒夫さん（76）が5日、自身のブログを更新。前日4日のヤクルト戦（神宮）に0ー3で敗れた巨人へ向けてエールを送った。

　リーグ2位の巨人は0.5差で追う首位・広島にお付き合いする形で痛い連敗。堀内さんは「広島も巨人もここへきて足踏み状態だ。広島が一緒に負けてくれているから良しとするのか。阪神が静かに追いかけてきてる」と、3位・阪神が3ゲーム差まで迫ってきている現状についてつづった。

　力投も6回7安打2失点で4敗目を喫した先発投手グリフィンについては「全体的に悪くはなかった。なかったけどサンタナ、オスナには苦手意識があるんだろうな」と分析。0―0で迎えた4回に先頭のヤクルト4番・サンタナに中前打を許し、続くオスナに先制16号2ランを浴びた場面を振り返り「打たれた2本はいずれも失投ですよ」と断じた。

　続けて「今の巨人にとって先制点を取られるのは痛い。昨日も9安打あって得点が取れない。だから余計に先に点を取られると焦ってしまう」と、相手と同じ9安打ながら無得点に終わった打線を嘆いた。

　一方で、プロ初完投＆初完封で6勝目を挙げた、ヤクルトのプロ2年目右腕・吉村については「しつこくて粘り強い、いいピッチャーだね。コントロールもしっかりしている」と称賛。「今の感じでいければ将来が面白いね」と期待を込めた。

　最後は「さぁ、巨人ここが踏ん張りどころか。岡本が打たなきゃダメだけど。誰かがダメでも誰かがカバーしてチーム一丸となって。頼みましたよ！」と古巣へのエールで締めくくった。