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麻倉未稀 乳がん発覚から7年 病と闘う“仲間”へ「がんになることは悪いことではない。輝かしい人生を」

スポニチアネックス / 2024年10月1日 19時39分

<ピンクリボンフェスティバル2024 オープニングナイト 麻倉未稀ライブ&トークショー>パワフルな歌声を披露する麻倉未稀(撮影・小渕 日向子)

 歌手の麻倉未稀(64)が1日、東京・浜離宮朝日ホールで「ピンクリボンフェスティバル2024 オープニングナイト 麻倉未稀ライブ&トークショー」を開催した。

 10月は「乳がん」の早期発見を啓発するピンクリボン月間。

 2017年4月、TBS系情報番組「名医のTHE太鼓判!」で5年ぶりの人間ドッグを受診した麻倉。ステージ2の乳がんが見つかった。今でも「4月になると心がザワザワする」という。

 予想外の診断に驚きを隠せず、不安の気持ちでいっぱいだったが、病と闘うことを決意。「すっごい泣いた」。夫の前で涙を流したことがなかった麻倉が、初めて見せた姿。号泣するほど心身ともに追い込まれていた。「弱音を吐くというのも大事なこと」その中でも家族、友人、周囲の支えが麻倉の力になった。

 そして、麻倉の生きる希望がもう一つ。「歌」だ。これからどうすれば良いか分からない状況でも、真っ先に医師に尋ねたのは「いつから歌えますか?」と、歌手としての今後。元気や希望を与えてきた麻倉にとって、「歌」がない人生は考えられなかった。

 麻倉が手術を受けたのは、乳がんと闘病していた小林麻央さんが亡くなった日の直後。「速報が入って目が覚めた。“えっ”と思った。同じ…本当にショック」だったという。同時に「逆に元気でいられ生きる方法を探そうかなと思えた。やらなきゃいけないことがあるんじゃないかと思った。何かやらなきゃ」と自分を律した麻倉。

 左乳がん全摘出と乳房再建という大がかりな手術を受け、無事に成功。「すぐに歌いたい」という麻倉の希望を叶えるため、術式も医師と相談しながら、わずか術後3週間後にはステージに復帰した。

 術前と同じようなパフォーマンスをすることは簡単ではなかった。復帰ライブも身体中に激しい痛みが襲っていたという。ただ、歌で音楽で多くの人に元気や勇気を与える、その一心が麻倉の原動力となった。

 「歌い手に取ってはうれしいギフト」。今まで見つけることができなかった発声方法や、歌手活動だけでは出会わなかった人との出会いなど、神様から授かった物も多いという。

 この日、伝説のドラマ主題歌として、いまだに強烈な印象を残している、80年代の大ヒットドラマ「スクール☆ウォーズ~泣き虫先生の7年戦争~」の主題歌「HERO」を熱唱。パワフルな歌声をホールに響かせた。

 「歌は元気を与えてくれる」と言葉に力を込める。

 乳がんの経験を経て「歌においてもいろいろなことを学ばさせてもらった。後3年経過観察があります。経過観察が終わっても、(がんと)共存して行かなければならないと常に思っている。毎日楽しいなと思えることを考えることが前向きになれる。泣きたい時は泣いて、笑いたいときは笑うことが、精神的に良いことだと思う」と語り、がんと戦っている仲間へ「がんになることは悪いことではない。人生一つ一つを諦めることなく、輝かしい人生を送ってくだされば」とメッセージ。

 これからも自身の経験を生かしながら、夢や希望を乗せて歌声を届ける。

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