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【高校サッカー】前橋育英 佐藤2発で逆転勝ち!東福岡“鉄壁”崩し7大会ぶりV王手

スポニチアネックス / 2025年1月12日 5時2分

<高校サッカー 東福岡・前橋育英>後半、ゴールを決め喜ぶ前橋育英・白井(左から4人目)ら(撮影・西海健太郎)

 ◇全国高校サッカー準決勝 前橋育英3ー1東福岡(2025年1月11日 国立)

 準決勝2試合が東京・国立競技場で行われ、7大会ぶりの頂点を狙う前橋育英(群馬)はFW佐藤耕太(3年)の2得点などで無失点を続けていた東福岡に3―1で逆転勝ちした。流通経大柏(千葉)は堅守を発揮して1―0で初出場の東海大相模(神奈川)に競り勝ち、17大会ぶりの優勝に王手。7年前のカード再現となった決勝は、13日午後2時5分から国立競技場で行われる。

 タイガー軍団が牙をむいた。主役は佐藤だ。0―1の後半3分。プレスからボールを奪うと、力強い突破で同点のネットを揺らす。さらに6分後。相棒のFWオノノジュからパスを受け、右足インサイドで鮮やかなコントロールショット。「失点して大変な試合になると思ったけれど、1点取って崩せたのが良かった」。前半はシュートゼロに抑え込まれたが、県予選から7戦連続無失点の東福岡の堅守を攻略した。

 MF白井も追加点を挙げ、10分間の3得点で逆転勝ち。鹿児島実に並ぶ歴代7位タイの大会通算52勝目を手にした。埼スタ開催で3度の決勝進出があるものの、聖地国立では初白星だ。指導歴43年の山田耕介監督(65)は「いつも負けているので勝てて良かった」と笑った。

 過去の教訓を生かした。指揮官の脳裏にあったのは16年前の準決勝。準々決勝から中4日の期間を前橋で過ごしたものの、FW大迫勇也(神戸)らがいた鹿児島城西に5失点で敗れた。チームの緊張の糸が切れていた。準々決勝から中6日と間隔が空いた今大会は、地元に戻らず静岡県内で遠征を継続。集中力を保ちながら、選手たちは1人部屋でリフレッシュし、万全の状態で国立に乗り込んできた。

 3回戦で右足首を痛めて負傷交代した佐藤も、空き時間に温泉でコンディション調整に努めた。「サッカーだけに集中して取り組めたのが良かった」と感謝を忘れない。徹底したサポート体制で、2度目の頂点を視界に捉えた。

 ≪同カードで7大会ぶり関東決戦≫決勝の関東勢(1都7県)対決は7大会ぶり9度目。直近の17年度も今回と同じ前橋育英―流通経大柏だった。当時は前橋育英が1―0で勝利し、県勢初優勝を果たした。また、決勝に限らず、選手権での群馬対千葉は過去6度あり3勝3敗の五分。そのうち前橋育英と流通経大柏は前出の決勝含め3度対戦し、前橋育英が2勝1敗となっている。

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