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【二所ノ関親方・初場所展望】琴桜&豊昇龍 綱獲りのポイントは序盤5日間と照ノ富士戦

スポニチアネックス / 2025年1月12日 4時45分

琴桜

 ◇大相撲初場所(2025年1月12日 両国国技館)

 大相撲初場所は12日に東京・両国国技館で初日を迎える。本紙評論家の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は照ノ富士(33=伊勢ケ浜部屋)中心の優勝争いと分析。55年ぶりのダブル綱獲りに臨む琴桜(27=佐渡ケ嶽部屋)、豊昇龍(25=立浪部屋)へのポイントを指摘した。

 年末年始の変則日程に加え、寒い時季の体調管理。初場所は一年の6場所の中で最も調整が難しく、好不調がはっきりと出る傾向にあります。そんな場所でそろって綱獲りに挑む琴桜、豊昇龍に共通するテーマは(1)序盤5日間(2)照ノ富士戦の2点です。

 これまではともに序盤の取りこぼしがボディーブローのように効いて、優勝争いに加われないケースがありました。序盤を無傷でいけば勢いもつき、余裕を持って後半戦に臨めます。順調なら終盤に組まれる照ノ富士との大一番。これまで圧倒的に分が悪い相手だけに、昇進文句なしと言わせるためにも勝利が絶対条件です。

 琴桜は14勝を挙げた九州場所の内容に見るべきものがありました。積極的な攻めが目立ち、ひと皮むけた印象です。初めての綱獲りで、同じ相撲を継続することができるか。イベントや取材も増える中、強い気持ちを持って乗り切れれば、祖父との約束を果たせるのではないでしょうか。

 豊昇龍はメンタルの強さが武器になりそうです。自分が絶対に上がるんだ!という姿勢を、コメントや態度で示しています。「重圧」という言葉を「起爆剤」に変え、前向きなムードを自らつくり出しているのは好感が持てます。

 照ノ富士は出場するからにはそれなりの勝算があるのでしょう。優勝候補の筆頭ではありますが、昨年の名古屋場所で終盤失速したのが気になります。序盤は早い勝負を心がけ、膝などに負担をかけないことが鍵になります。

 大の里は調整不足だった九州場所のようなことはないとみています。相手がしっかり対策を練ってくることは、昨年痛感したはず。その上をいくことを念頭に、成長した姿を披露してほしいです。

 尊富士にも魅力を感じます。九州場所は10番勝ったにもかかわらず評価されなかったのは、期待の大きい証拠。若手の台頭にも期待しています。(元横綱・稀勢の里)

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