宝塚月組・新トップ鳳月杏「新しい挑戦。素敵だなと思っていただけたら」
スポニチアネックス / 2025年1月24日 18時2分
宝塚歌劇団月組公演「ゴールデン・リバティ/PHOENIX RISING」が25日、東京宝塚劇場で開幕する。
本公演は、新トップコンビ鳳月杏(ほうづき・あん)と天紫珠李(あまし・じゅり)の東京宝塚劇場お披露目公演。
「ゴールデン…」は19世紀の米国を舞台に鳳月扮するかつて列車強盗団の一員だったガンマンと、天紫演じる秘密の任務を担った女性を中心とした爽快感あふれるミュージカル活劇。
「PHOENIX…」は、鳳月をPHOENIX(鳳凰)になぞらえ、その姿をダイナミックに描くなど新生月組の魅力がいっぱい詰まったショー。
通し舞台稽古後の囲み取材で、相手役について「舞台経験が豊富なので頼もしい。自分で判断していい舞台を作ろうと思っているので、心強いなと思います」と鳳月が話すと「いつも明るくみんなをドシッと構えて温かく導いてくださるところが素敵だなと思います」と天紫も思いを述べた。
今回のショーは鳳月の芸名にちなんだ場面が散りばめられているが「芸名を考える時に意味を調べたりしなくて」と笑う。「当時、見た目で鳳凰という漢字が私の中ですごく刺さってたんですね、なぜか。だからどちらかの漢字が使えたらいいなと思ってて。詳細はいえないですが(芸名の)第2候補には鳳凰の“凰”の方を使った名前を考えていました。この作品に出合う前までも鳳凰にちなんだ、色だったり柄だったりを見つけると惹かれるような気持ちがあったので、今回、舞台セットにフェニックスが描かれていると単純にうれしい気持ちになります」と感謝の気持ちを述べた。
それぞれの見どころについて「お芝居は宝塚としても新しい挑戦。男役が銃を持ってカウボーイになるとこんなに素敵だなと思っていただけたら。ショーは、アジアンレビューの世界観を月組のそれぞれの個性と融合して新しいショーになっていたらいいなと思います」(鳳月)「違うテーマのお芝居とショーですが、人間臭さであったり、エネルギッシュは部分が各場面に詰まっているところを見ていただければ。ショーは個性豊かな月組メンバーしかできないひと味違った形になっているので、楽しんでいただければ」(天紫)と語った。
3月9日まで。千秋楽公演は全国の映画館でライブ中継、千秋楽と2月6日18時半の新人公演は「タカラヅカ・オン・デマンド」でライブ配信する。
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