河西邦剛弁護士 フジ“やり直し会見”の注目点指摘「スポンサーの信頼を取り戻せるのかポイントに」

フジテレビ社屋

　芸能関係の法律に詳しいレイ法律事務所の河西邦剛弁護士が、24日放送のフジテレビ系「Live　News　イット！」（月～金曜後3・45）の取材に答え、中居正広氏（52）の女性トラブルで同局社員の関与が報じられている問題で、27日にあらためて開く会見について私見を語った。

　同局は問題への対応で、17日に港浩一社長が出席して会見を開いたが、メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。これにスポンサー企業などから批判の声が殺到。CM出稿の差し止めなどが相次いでいる。批判を受けて同局は、27日にオープンな形であらためて会見を開くことを明らかにした。

　会見にはフジテレビ嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、港浩一社長、フジ・メディア・ホールディングス金光修社長が出席する。23日に開かれた社員説明会では、経営陣の退陣を求める声も上がった。

　河西氏は「役員人事に踏み込めるのかどうなのか。特に取締役の中でも社員説明会の中で疑問が上がっている取締役ですね。この進退についてどうしていくのか」と、会見での注目ポイントを指摘。「これによって社員であったり、スポンサー企業の信頼を取り戻せるのかどうか、ポイントになってくる」と、命運を懸けた決断になると分析した。