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佐々木尽 9R終了後にセコンドに“ワード”要望…陣営「お前のポテンシャルはこんなもんじゃない!」

スポニチアネックス / 2025年1月24日 19時58分

坂井(右)に左ボディーを見舞う佐々木(撮影・島崎忠彦)

 ◇プロボクシング 東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ウエルター級タイトルマッチ ○2冠王者 佐々木尽《判定勝利》挑戦者 坂井祥紀●(2025年1月24日 東京・有明アリーナ)

 セミファイナルの東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者・佐々木尽(八王子中屋)が挑戦者の坂井祥紀(横浜光)を迎え撃った。佐々木は9ラウンド終了後のインターバルでセコンドにある要望をすると、セコンド陣はゲキを飛ばして10ラウンドに送り出す場面があった。

 世界を目指す佐々木は9ラウンド終了後に赤コーナーに戻ると「試合中に“待ってろ世界!”って叫んでもらってもいいですか?」と要望した。

 これを聞いたチーフトレーナーの中屋廣隆氏はうなずいた上で「待ってろ世界だよ!そういうボクシングしないと!お前のポテンシャルはこんなもんじゃないだろ。あと3ラウンド出し切らないと」と“ゲキ”を飛ばして送り出した。

 世界への挑戦状を叩きつけるつもりだ。佐々木は決戦を前に勝利後のイメージを膨らませた。「明日はもう世界にアピールしたい。ブライアン・ノーマンJrとか(ジャロン・)エニス(ともに米国)、(エイマンタス・)スタニョーニス、マリオ・バリオス(米国)、この4人の名前を出して挑戦状を叩きつけることが目標。リング上で英語で(言って)世界にアピールしたい」と口にしていたが、今回は判定3ー0で防衛を果たした。

 試合後には「ここ超えて世界に挑戦したいと思っているので、今年タイトル戦が組まれたら日本人初のウエルター級になるぞ!」と叫んだ。そして英語で現役世界王者たちに宣戦布告した。

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