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“日本人キラー”キム「戦略として…」 井上尚弥に向かって“来い!来い!”と挑発した理由とは?

スポニチアネックス / 2025年1月24日 21時47分

<世界Sバンタム級4団体TM井上尚弥・金芸俊>2R、金芸俊(右)の左ストレートをもらう井上(撮影・島崎忠彦)

 ◇世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ12回戦 統一王者 井上尚弥《12回戦》 WBO11位 キム・イェジュン(2025年1月24日 東京・有明アリーナ)

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が、代役挑戦者のWBO世界同級11位・金芸俊(キム・イェジュン、32=韓国)を4回2分25秒でKOで下し、3度目の4団体王座防衛を成功させた。本格海外進出を見据える25年の初陣を快勝で飾り、現役世界最多となる世界戦通算24勝目。自身の持つ日本人世界戦連続KO記録を大台の「10」に更新した。

“日本人キラー”はモンスターの前に歯が立たなかった。試合開始からサウスポーに構えたキム。2Rから尚弥の顔面を捉えるパンチを打ち込んでいた。

 しかし被弾も多く早い段階から左目の下を腫らせていた。4Rには“来い!来い!”とグローブで尚弥を挑発する場面があった。その後に尚弥の右ストレートに沈んだ。

 挑発はカウンターを狙うためだったという。「戦略としては井上選手が私の方に近づいてきたところにパンチを打ちたかった」と挑発の真相を明かした。

 そして「実際に戦ってみて、研究していたよりももっと強くて速かったと思った」と尚弥の強さについて言葉を並べた。

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