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スピード違反取締・道警の秘密兵器“ダミーオービス”その制作過程と驚きの効果に長岡記者が迫る

STVニュース北海道 / 2024年4月17日 16時18分

春の行楽シーズン到来を前に、交通事故の原因となるスピードの出しすぎを抑えようと、道警が取り組みを始めています。

速度抑止の秘密兵器といわれるその機材とは、一体どんなものなのでしょうか?

多くの小学生が登校していたのは、札幌市北区新琴似北小学校の通学路です。

子どもたちの安全のために警察が設置したある機材がありました。

車のスピード違反の取り締まり…ではありません!

(道警本部交通指導課 伊藤昌彦課長補佐)「これはダミーオービスです」

この機材は、道警が車の速度抑止の秘密兵器として期待している速度違反取り締まり装置の模造品です。

なぜ模造品が秘密兵器なのか。

実際に速度取り締まりで使われている装置は1台1000万円。

道警はこの装置を8台持っていますが、広い北海道をカバーするのは難しく、財政面から台数を増やすのは簡単ではありません。

こうした状況の中、生み出されたのがダミー機材です。

(長岡記者)「一斗缶で出来ていて、正面を見るとカメラレンズはカラーコピーで、フラッシュの部分はアルミホイルで再現されています」

ダミー機材の製作現場をのぞくと…警察官自ら作っていました。

(長岡記者)「お子さんでもできるような」

(道警本部交通指導課 伊藤昌彦課長補佐)「そうですね」

作り始めて2分で完成しました。

材料の多くが再利用品なので、材料費はおよそ100円!

費用は本物の10万分の1です。

でも、その効果はどうなのでしょうか?

先日このダミー機材の効果を確認しようと実際に設置されました。

昼間の交通量が多く、スピードが出やすい札幌市北区のエルムトンネルです。

速度抑止の効果はあるのか車の様子を見てみると・・・

(長岡記者)「少し手前からスピードを落とす車が数多く見受けられます」

道警はダミー機材に一定の効果があるとみて、今後本格的な活用を目指しています。

(道警本部交通指導課 伊藤昌彦課長補佐)「これを神出鬼没的に道内各地で運用することで、事故防止につなげていければと考えています」

わずか100円のダミー機材。

いま全道に15台ありますが、今後さらに増やしていくということで、交通事故防止に大きな期待がかかってます。

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