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「1人だけ真っ白で寸胴…」人生を変えた“暇つぶし” ビキニもヒールも知らなかった初心者が一変【ボディコンテスト名鑑#61 古田智香】

THE ANSWER / 2024年4月10日 19時3分

ベティ部門に挑戦し準優勝だった古田智香【写真:中戸川知世】

■各コンテストで輝く選手たちを紹介「ボディコンテスト名鑑#61 古田智香」

 昨年12月に東京・TFTホールで開催された“夏が一番似合う男性・女性”を決めるボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード、以下サマスタ)」のROOKIE CHALLENGE CUP FINAL。前年度ビキニモデル部門女王の32歳・古田智香は、ベティ部門に挑戦し準優勝だった。暇つぶしで始めたトレーニングで変わった人生について聞いた。

 ◇ ◇ ◇

――今のお気持ちは。

「必ず優勝したかったので、めちゃくちゃ悔しいです。ポージングにもすごく向き合ってきたので」

――普段はポージング講師の仕事をしているとか。

「3年前から始めました。サマスタが盛り上がってくるとポージングの仕事が多くなるので8割、あとは個人事業主としてネイルの仕事をやっています」

――そもそもトレーニングを始めたきっかけは。

「ライザップとかの流行りに乗ってみようという感じで筋トレを始めました。あとは暇だったので、業界が違うマッチョなトレーナーと関わってみたいなって(笑)。週2回、ジムに通う楽しみができて生き生きとするようになりました」

――大会に出場するようになったのは。

「“お客さん大会”があって、トレーナーに『映える人が勝つので出てください』と言われた。一生懸命メイクして可愛くして出たのに負けて。悔しいから『お金を貯めてジムに通って来年も出たい』と言ったら、サマスタを紹介してくれました。最初は恥ずかしいくらいに何も知らなかった。大会前日のセミナーに行ったら1人だけ真っ白で寸胴。ヒールもビキニも知らず、『私、だめだな』って。そこからトレーニングをして、2020年10月の福岡大会で優勝できたことで自信が付き、もっと上にいきたいと思うようになりました」

――昨年、ビキニモデル部門で優勝している。部門を変更した理由は。

「もともとはビキニモデルの2連覇を狙っていたのですが、より高い筋量や絞りを求めてトレーニングをしていたので、ビキニモデルというライトなカテゴリーに挑む気持ちがなくなってしまった。それならベティで出場しようと思い、急遽ベティの体作りに取り組んできました」

――部門を変えてトレーニングで変わった部分は。

「とにかくやる種目数が増えました。やらず嫌いだった脚や背中のトレーニングにも取り組んできた。そこから体の使い方や繋がりを理解できたので、楽しかったです」

――トレーニングに取り組む原動力は。

「悔しい気持ちです。最近は人と比べることはなくなって、自分に自信は持てている。自分がやりたいことができない時に悔しさを感じるようになりました。私はとんとん拍子にいったらやる気が出ないと思うので、今大会の2位もちょうどいい試練なのかな」

――自信のある部位は。

「ハムストリングのカットとアウトラインです」

――次の目標は。

「違う団体の新しいカテゴリーにも挑戦したい。応援してくださる方や憧れてくださる方がいるので、手抜きできないなと思っています」(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)

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