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井上拓真、尚弥と「ぶつかり合いがある」 東京D決戦へ練習で切磋琢磨、テーマは「限界を超えろ」

THE ANSWER / 2024年4月11日 14時40分

所属ジムで練習を公開した井上拓真【写真:浜田洋平】

■井上拓真が練習公開

 ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)が11日、5月6日に東京Dで行われる同級1位・石田匠(井岡)との2度目の防衛戦に向け、神奈川・横浜市内の所属ジムで練習を公開した。兄の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・尚弥と元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)の歴史的一戦の興行に参戦。「BUST THE LIMIT(限界を超えろ)」をテーマに掲げ、兄と切磋琢磨していることを明かした。戦績は28歳の拓真が19勝(5KO)1敗、32歳の石田が34勝(17KO)3敗。

 拓真は既に仕上がっていた。シャドー2回、サンドバッグ2回を披露。「ハッ!!」と声を張り上げながら拳を叩きつけ、たっぷりと汗をかいた。「コンディションは凄くいい。前回のいい流れのまま入れる」。陣営の大橋秀行会長も「スパーも今までで一番いい」と太鼓判。状態の良さを窺わせた。

 2019年11月以来4年半ぶりの兄弟世界戦。拓真は「2人ともいい刺激になる。『ナオ(尚弥)が5ラウンドをやるなら自分は6ラウンド』とか、練習の中でちょっとぶつかり合いがある」と切磋琢磨しながら猛練習に励むという。「前回(19年11月)は自分が負けてしまったので、今回は最高のバトンを兄に繋げたい」と誓った。

 前戦2月24日の初防衛戦では世界戦初のメインイベントを務め、同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に9回44秒KO勝ち。涙のKO防衛を果たした。わずか2か月強と短い試合間隔だが、ほぼ無傷で終えたため歴史的興行に参戦。試合後1週間しないうちにロードワークを再開し、9日後にジムワークも始めたことで肉体は試合モードのまま次に向かう。

 KO劇は大きな反響があったが、特製Tシャツに想いを込めた。胸には「BUST THE LIMIT(限界を超えろ)」の文字。「前回は一皮むけたのかなと思うけど、あれでは満足していない。さらに、さらにという想い」。トカゲの絵を入れた理由は「ペットです」と笑った。

 2017年10月以来2度目の世界挑戦で悲願の王座奪取を狙う石田は、19年春など過去2回大橋ジムへ出稽古。尚弥、松本亮とスパーリングをし、拓真も動きを見ていた。同興行では、同門のWBO世界同級5位・武居由樹が王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に世界初挑戦。バンタム級はWBC王者・中谷潤人(M.T)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲスが君臨し、活況を呈する。

 拓真は「日本人も多くて盛り上がっている階級。『頂点は井上拓真だぞ』という存在感を出したい」とアピールした。

○…興行はAmazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上兄弟と武居のほか、WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が同級3位・桑原拓(大橋)と初防衛戦を予定。同じ興行で世界戦4試合は国内史上最多の規模となる。(THE ANSWER編集部)

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