韓国、40年ぶり「屈辱の歴史」に母国メディア猛批判 退場劇に「愚かな反則」「最悪の状況」
THE ANSWER / 2024年4月26日 10時41分
■1点ビハインドで投入したエースが退場、PK戦は監督抜き…
今夏行われるパリ五輪の出場権をかけたサッカーの「AFC U23アジアカップ」は25日、カタールで準々決勝を行い、韓国代表はインドネシアにまさかの敗戦を喫した。2-2で決着がつかず、PK戦で10-11。五輪本戦出場を逃したが、これは1984年のロサンゼルス大会以来、実に40年ぶりとなった。韓国メディアは猛批判。特に主力FWと監督が退場処分を受けたことに対し「自身を治められなかった韓国は屈辱の歴史を書いた」「あまりに致命的」と厳しい言葉を並べている。
試合はインドネシアが2-1とリードして折り返した。荒れ始めるのは後半だ。25分に韓国はFWイ・ヨンジュンがインドネシア選手の足を踏み、VAR判定の結果一発退場となった。39分にFWチョン・サンビンのゴールで2-2の同点としたものの、アディショナルタイムにはファン・ソンホン監督が審判陣に抗議し退場を宣告された。試合は延長を両軍無得点で終え、2-2のままPK戦に突入。12人目のキッカーでようやく決着がつき、韓国は敗れた。
韓国メディア「スポーツ韓国」は「韓国でもっとも優れたプレーを見せていた核心FWイ・ヨンジュンの愚かな退場、いくら判定が偏向的であっても興奮に耐えられなかったファン・ソンホン監督。自分を治められなかった韓国は屈辱の歴史を書いた」として戦いぶりを猛批判している。
イ・ヨンジュンの退場について記事は「相手の足首をふみつける愚かな反則」と一刀両断。「ゴールを入れなければならない状況で、チーム最高のFWが退場という最悪の状況が到来した」とし、後半からの起用だったにも関わらず自身の役割を果たせていないとする。
またファン・ソンホン監督の退場についても「あまりにも憂鬱な判定が多く心情は理解するが、結果的に韓国は監督不在で延長戦とPK戦という重要な状況を迎えなければならなかった」とし、監督の戦術決定が重要な場面で行われなかったことを「あまりに致命的だった」としている。
最後に「主審の判定は釈然としなかった。それでも怒りに耐えられなかった韓国は、自らを困難に追いやった」として、セルフコントロールの不足を嘆いている。(THE ANSWER編集部)
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