4月になると“細菌性”が増加…6月にかけ件数増える『食中毒』の予防3原則 一晩おいたカレーには要注意
東海テレビ / 2024年4月16日 21時1分
気温が高い日が続き食中毒に注意が必要ですが、4月からはカレーなどに多いウェルシュ菌といった「細菌性」の食中毒が増えます。対策について、名古屋市食品衛生課に聞きました。
ウェザーニュースがまとめた月別の食中毒の発生件数によると、6月にかけて発生件数が増加します。3月までほとんどなかった「細菌性」の食中毒ですが、4月になると増えています。
厚生労働省の調理施設向けのマニュアルによりますと、「調理場は湿度80%以下、温度は25度以下に保つことが望ましい」としています。16日の名古屋の湿度は最高で84%、最高気温は20.5度と、食中毒が起きやすい天候になってきています。
注意すべき主な細菌性の食中毒は、カンピロバクター(生の鶏肉などに注意)、ブドウ球菌(調理したおにぎり・弁当などに注意)、そしてウェルシュ菌(カレー等に多い)があります。
一晩おいたカレーにも要注意です。名古屋市食品衛生課によると、余ったカレーに蓋をして一晩常温で置いておくと、菌が熱に強い「芽胞」という状態になり、100度で4~6時間加熱しても生き残るような耐熱性を持つ菌になることがあるそうです。
それが、次の日に食べる前の再加熱が甘くて菌が生き残ると、食中毒になるということです。
食中毒予防の3原則は、手洗いなどで細菌を食べ物に「着けない」、温度の管理をしっかりと「増やさない」、加熱殺菌で「やっつける」です。
「つけない」は、手洗いなどをしっかりして菌を食品につけない。「増やさない」は、しっかり冷蔵庫で保管して菌が増えやすい温度で保存しない。そして「やっつける」はしっかり加熱する。
特に食品を常温で長時間放置してはいけません。再加熱する時は食品の中心までしっかり過熱しましょう。
この記事に関連するニュース
-
ペットボトルの賞味期限は気にしなくていい…理論上「絶対腐らない」ミネラルウォーターに賞味期限がある理由
プレジデントオンライン / 2024年4月21日 9時15分
-
黄色ブドウ球菌など…急な暑さで“細菌性の食中毒”に注意 仕出し弁当つくる店では「3月後半から保冷剤」
東海テレビ / 2024年4月16日 21時1分
-
手洗い方法の違いでお弁当の菌が大幅増殖!? 調理前の正しい手洗い法
ウェザーニュース / 2024年4月15日 5時10分
-
【食中毒】この土日は汗ばむ初夏の陽気...春の行楽シーズンからは"細菌性が増" 下痢止めはNG?薬剤師でもある気象予報士が「予防の3原則」も解説【MBSお天気通信】
MBSニュース / 2024年4月13日 0時15分
-
80歳女性の「生きがい」を奪う"食品衛生法の問題" 国の「漬物は食中毒のリスク」専門家はどう見る
東洋経済オンライン / 2024年4月2日 11時0分
ランキング
-
1指示役か 佐々木光容疑者(28)居場所判明の理由 「宝島さんのことは知らない」という趣旨の供述も 那須・焼損遺体事件
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月29日 23時21分
-
2【独自】大黒屋に消費税約1億9000万円の申告漏れ指摘 元従業員が不正に免税販売か 東京国税局
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月29日 23時2分
-
3「水のトラブル即解決1000円〜」修理頼んだら請求額150万円…レスキュー商法の被害後絶たず
読売新聞 / 2024年4月30日 7時15分
-
4石破氏、島根敗北に危機感=自民2補選不戦敗を批判
時事通信 / 2024年4月29日 21時5分
-
5【速報】埼玉・川口市で男が男性に暴行加え逃走中 刃物所持の可能性も
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月29日 22時56分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください