ヘンリー王子 アーチー王子とリリベット王女が王室行事に参加できず「動揺と疎外感」

ヘンリー王子とメーガン妃（ロイター）

英王室は３１日に恒例のイースター礼拝を行い、チャールズ国王とカミラ王妃も参加した。当然ヘンリー王子の姿はなかったが、家族とともに王室の伝統を欠き、自分の子供たちのアーチー王子とリリベット王女がいとこであるジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子と絆を築く機会を逃したため「疎外感」「動揺」を感じているという。英紙ミラーが３１日に報じた。

王室のイースターのお祝いには、国王と王妃、アン王女のほか、エディンバラ公爵夫妻を含むメンバーが一堂に会した。がん闘病中のキャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子、その子供たちは出席を見送った。

王室作家のトム・クイン氏によると、ヘンリー王子は以前、主要な王室メンバーだった時期に出席したことがあるが、自分たちの家族が伝統から外された現実を見て「動揺するだろう」と指摘した。

さらに「英国王室は伝統的に復活祭の日曜日にウィンザーに集まり、セント・ジョージ礼拝堂での礼拝を行った後、短い散歩をした後、伝統的な子羊のローストのランチを食べるのが習慣となっている。しかし今年ヘンリー王子が本当に動揺しているのは、その後に行われるイースターエッグ探し（復活祭特有のゲーム）に子どもたちが参加できないことだ」と語った。

クイン氏は「もちろん、アーチーとリリベットにはチャンスがあっただろう。しかし子供たちがいとこたちとの時間を逃したことを悲しんでいる。子供たちがジョージ、シャーロット、ルイと知り合うことを王室との不和がそれを妨げ、ヘンリー王子もそれを痛感しているのです」と王子の心境を代弁した。

自分と王室の不仲が子供たちにも影響を与えた事実を改めて認識したのだろう。ヘンリー王子は５月に渡英して国王と対面する予定だが、こちらも単独での渡英となる。