タイソン・フューリー対アンソニー・ジョシュアが９月に実現か ３８２億円超のビッグマッチ

ファンと自撮りするアンソニー・ジョシュア（ロイター）

ボクシングのＷＢＣ世界ヘビー級王者タイソン・フューリー（３５＝英国）がロンドン五輪金メダルで元同級３団体統一王者アンソニー・ジョシュア（３４＝英国）と年内にウェンブリー競技場（英・ロンドン）で対戦する可能性が出てきた。

英紙「サン」や「デーリー・メール」など各メディアによると、英国人プロモーターのエディー・ハーン氏が「フューリー対ＡＪ（アンソニー・ジョシュア）は今年中に開催されると言える」と発言したという。フューリーは５月に世界ヘビー級４団体統一戦（サウジアラビア）で、オレクサンドル・ウシク（ウクライナ）と対戦するが、その後に２人の実力者が激突することになる。

両者のマッチメークはこれまで２度交渉を行うも失敗しており「いつ対戦するのか」は長年にわたってボクシング界で注目されていた。ハーン氏は「彼（ＡＪ）が望んでいるのは最大の試合、最高の瞬間だ」とし「これまでで、もっともリッチな戦い、史上最大の戦いになる。ジョシュアとフューリーに匹敵するものはない。ボクシング史上最大だ」と語り、それぞれ１億ポンド（約１９１億円）以上を手にする計２億ポンド（約３８２億円）を超える規模の「スーパーファイト」になるという。

ジョシュア自身は４団体統一戦の行方に注目しつつ「それが終わったらドアを蹴破ってでもチャンスをつかめることを願っている」とコメントしているが、２人の決戦は実現するだろうか。