【アナログで聴きたい名盤】決してクリアではないがリアルさがあるTHE BAND
東スポWEB / 2024年4月7日 10時2分
【ザ・バンド/ザ・バンド(1969年)】最高傑作ともいえる2ndアルバム。68年「ミュージック・フロム・ビック・ピンク」で衝撃のデビューを果たしたザ・バンドはこのアルバムで1800年代から1900年代初頭の「失われたアメリカ」を徹底的に追求。あらゆるルーツ音楽を取り入れた。内容はほぼコンセプトアルバムである。
有名な話だが録音に際しフロントマンのロビー・ロバートソンはプロデューサーのジョン・サイモンに「木のぬくもりのあるズシンとくる音(Woody and Thuddy)」にしたいと語ったという。
アナログ盤の音は決してクリアではない。モコモコしているが、メンバーが暖炉のあるログハウスで顔をつき合わせて演奏しているようなリアルさがある。リヴォン・ヘルムのバスドラはズシンと響き、リック・ダンコの多彩なベースは心地よく響く。他の楽器も出しゃばった音ではない。メンバーの執念がぶつかり合った音の塊のようである。
2019年には50周年記念リマスター盤が発売されたが、各楽器の分離が大幅に行われ、それぞれが際立ちすぎている感が強い。あまりに音が良すぎるのだ。金属的な音感で初めて聴いた時の衝撃はない。サブスクも同様だ。名盤に変わりはないがぜひアナログで聴きたい名盤。全12曲。ラストの「キング・ハーヴェスト」は感涙ものだ。
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