声優プロダクション「マウスプロモーション」が５０周年 大ベテラン・森田順平「皆様のおかげ」

(左から)田丸篤志、大塚明夫、坂巻学、てらそままさき、森田順平

声優プロダクションのマウスプロモーションが６日、「５０周年記念イベント『春のマウス祭り』」をサンシャイン劇場（東京都豊島区）で開催した。イベントは７日にも開催される。

１９７４年に設立された大手声優プロダクションが、５０周年を祝したイベントを開催した。６日は大塚明夫、てらそままさき、Ｃｈｉｆｆｏｎｓ（氷上恭子、増田ゆき、小島幸子）、森田順平ら実力派声優陣のほかに、田丸篤志、高田憂希、菅野真衣らも出演しイベントを盛り上げた。７日は、一部出演者と入れ替わりで、大谷育江、岡村明美らが出演予定だ。

この日は長谷川たか子社長も登壇し「皆様がいてくださって、大勢の人に助けてもらって、この日を迎えることができました。皆様が主役です！」と感謝の思いを伝えると、会場は大きな拍手で包まれた。さらにＭＣの坂巻学が「今日、一緒にお祝いしてくれますかー？」と呼びかけると、観客は「はーい！」と元気にレスポンス。出演者とファンで一体となって５０周年をお祝いした。

イベント終盤では、全員から一言あいさつするシーンも。コロナ禍で事務所に移籍した田丸は「事務所の方と中々交流する機会が無くマウスプロモーションに入りはしたもののその一員になれた自覚が薄かったけれど、きょう改めて素敵なところにいるんだと自覚できた」と嬉しそうにコメント。トークで終始〝小ボケ〟をはさみ、観客や共演者を笑わせていた大塚は「この先も１００周年…。それは無理なんでね（笑い） もうちょいだけ頑張ろうと思ってます」とゆるーく宣言。再び会場の笑いを誘った。

森田は「ライブってのが本当に大好き。来場してる皆さんと、場所と時間を共有してるわけなんです。この時間は２度とこない。その時間がこんなに楽しい。それはなぜかっていうと、お客様が共演者だから」と持論を展開すると「まさに今日はそういう楽しみを持つことができた。皆様のおかげです」と力強くファンへの感謝の思いを口にした。

最後はてらそまが「皆さんがいるから良い緊張感で（できた）。生き抜いてきて良かったな」と感慨深そうに語ると「これからも若い人もベテランも頑張っていきます！」と事務所を代表して宣言。１００周年へと一直線で走り抜く決意を示した。