混乱続くＪ２徳島 千葉に敗れホーム５戦全敗 前日インスタ投稿の柿谷曜一朗ら不発

柿谷曜一朗

明治安田Ｊ２リーグ第９節（７日）、徳島が千葉に０―１で敗れ、今季ホームで５戦５敗となった。

最近の流れを象徴している展開となってしまった。試合前には、スタメン予定だったＭＦ永木亮太がベンチ外になると、序盤の前半１０分に先制を許してしまう。前半３５分には、ＦＷチアゴアウベスが自ら得たＰＫを失敗してしまい、同点のチャンスを逃した。後半に入ると、やや押し気味の展開とするが、後半途中から投入されたＦＷ柿谷曜一朗も不発で、得点を奪えないままだった。

開幕３連敗スタートを切るなど出だしでつまずいた徳島は、先月３１日に吉田達磨監督を解任。すると、岡田明彦強化本部長は辞任し、ＤＦ島川俊郎が突如として引退を発表、さらにＭＦ西谷和希が双方の合意のもと契約解除となった。それだけに、ピッチ外の混乱が、ピッチ内にも影響しているかのような状況だ。

それでも柿谷は試合前日の６日に自身のインスタグラムに投稿した文章で「批判はいくらでも受けます、それをチカラに自分自身成長し徳島ヴォルティスのチカラに少しでもなれるようにこれからもっと頑張って行きたいと思います。明日ホームで大事な試合があります。勝ちたいです。皆様と共にこの逆境を乗り越えたいです。一緒に戦ってください。よろしくお願いします」とつづっていた。

増田功作・暫定監督は、次節（１３日）のアウェー長崎戦に向けて「上位チームとやるにあたって、自分たちのフットボールを突き詰めていくことで、先につながる」と前を向いた。徳島は苦境を乗り越えられるか、それとも…。