松居一代が日本市場からの撤退表明 〝貧乏人は投資するな〟の杉村太蔵に賛同「正しい」

松居一代と杉村太蔵

タレントで投資家の松居一代が日本市場からの撤退を表明した。

９日までに自身のブログを更新。元衆議院議員の杉村太蔵が先月３０日放送のバラエティー番組で披露した投資に対する持論に賛同した。

同番組で杉村は政府一丸となって新ＮＩＳＡなどを推奨していることに「投資は貧乏な人が絶対にやっちゃいけない。ふんだんに余裕のある人がやるべき」「投資をしたら資産が増える。そんな幻想を抱かせるなって政府に言いたい」などと過激に言い放った。

これに松居は「杉村さんのご意見は正しいです いじられキャラでいらっしゃいますがこちらは正論ですよ」と同意。

その上で「日経平均株価はバブル時を抜いて最高値をつけました 日本へは外国人の観光客が大幅に増えました しかしです 踊らされてはいけません 松は、少し前に…約４０年間の長きに渡り戦い抜いてきた日本の投資からすべての投資金を引き上げて卒業しました」と公表した。

理由については「ただひとつ 危険だからです 日本円からドルに変えてアメリカへ送金をしました」とつづった。

松居によると「いま、アメリカはお金持ちが黙っていてもお金がどんどん増えていくシステムになっている」という。

対して日本は大手企業の賃上げは進んでいるが、実質賃金はマイナスが続いている。

松居は再び日本の話に戻すと「投資を煽るような雰囲気になっていますが 今のタイミングは危険です 戦い抜いてきた私が撤退をしたわけですからね」と断言。撤退の際にはかなりの利益を出したそうだが、松居はそこで打ち止めて「卒業」したという。