ＪＦＡ宮本会長がＵ―２３日本代表に猛ゲキ 厳しいパリ五輪への道「試合が決まるポイントをつかめるか」

日本サッカー協会の宮本恒靖会長

日本サッカー協会（ＪＦＡ）の宮本恒靖会長（４７）が、大岩剛監督（５１）率いるＵ―２３日本代表に猛ゲキだ。ＪＦＡは９日、都内で人気漫画「ブルーロック」の映画「劇場版ブルーロック―ＥＰＩＳＯＤＥ凪―」（１９日公開）のコラボイベントを開催。宮本会長や元日本代表の佐藤寿人氏、久保竜彦氏、本山雅志氏、映画で声優を務めた浦和希（潔世一役）と海渡翼（蜂楽廻役）が参加した。

イベント後に取材に応じた宮本会長は、大岩ジャパンが臨むパリ五輪アジア最終予選を兼ねたＵ―２３アジアカップ（１５日開幕、カタール）について言及。日本は１次リーグで韓国、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）、中国と同じ〝死の組〟に入った。アジア全体のレベルが上がっている背景もあり、８大会連続の五輪出場は非常に厳しい道のりだ。

宮本会長は「この間のウクライナ戦の後半は勝ちにいけるような試合展開だったので、ああいうのが残っていればチームとしていい。やっぱり良いイメージを持って試合に臨めるかどうか」。カタール入り前、最後の試合となった３月２５日のウクライナ戦で２―０と勝利した内容がチームの指針になると指摘する。

そして「最終予選は簡単じゃないとみんな分かっている。うまくいかなかったとしても、試合が決まるポイントは来るので、そこをつかめるか」とチームへゲキを飛ばした。同会長は「準決勝（２９日）か決勝（５月３日）あたりに行ければ」と出場権がかかるタイミングで現地入りする予定。日本サッカーの命運をかけた戦いがいよいよ始まる。