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前園真聖氏が警鐘鳴らすパリ五輪への道 U―23日本代表の組み合わせとメンバー構成に不安

東スポWEB / 2024年4月9日 5時8分

U―23日本代表の大岩監督

パリへの切符をつかめるのか。大岩剛監督(51)率いるU―23日本代表は、今夏に開催されるパリ五輪のアジア最終予選を兼ねたU―23アジアカップ(15日開幕、カタール)に臨む。日本は1996年アトランタ五輪以降、7大会連続で出場を続けているが、アジアのレベルが上がる中で今回は激戦必至。元日本代表MF前園真聖氏(50=本紙評論家)は「今までで一番厳しい」と警鐘を鳴らした。

前園氏は1996年アトランタ五輪でエースとして活躍。アジア予選も戦った経験を踏まえて、今回の最終予選をこう展望する。「厳しいですね…。今までで一番厳しい戦いなんじゃないでしょうか。日本は僕が出たアトランタからずっと(本大会に)出ていますが、今大会は本当に厳しいと思います。組み合わせを見ても、そう感じます」と警鐘を鳴らした。

パリ五輪でアジアの出場枠は3・5。今大会で3位以内に入れば本大会への出場が決まり、4位はアフリカ予選4位のギニアと大陸間プレーオフを戦うことになる。そんな狭き門に挑む今大会、大岩ジャパンは1次リーグB組に入った。16日に中国戦、19日にアラブ首長国連邦(UAE)戦、22日に韓国戦が予定されており、この組み合わせが〝死の組〟として注目を集めている。

初戦の中国は格下だが、日本が苦手とするフィジカルを前面に押し出してくるタイプ。UAEは1月のアジアカップでA代表に8人が食い込んでおり、若手の成長が著しい。そして最大の難敵となる韓国は、昨年11月に強豪フランスのU―21代表を敵地で3―0と撃破し、世界に衝撃を与えた。なんとか1次リーグを突破しても、準々決勝ではカタールやオーストラリア、ヨルダンらのA組から勝ち上がったチームと対戦しなければならない。五輪をかけた4強に上がるまでにイバラの道が待ち受けているのだ。

前園氏は韓国戦がカギになると指摘する。「そこは非常に厳しい戦いになるでしょう。韓国に勝つと自信を持てるとは思いますが、そこが一つの基準にはなってくると思います」。この世代で最強と目される韓国を撃破すれば勢いに乗れるが、展開次第では負ければ出場権が消滅する可能性もある大一番となる。

メンバー構成も不安が拭えない。「欧州でプレーしている選手もいますが、そこで主力を張っているわけではないです。A代表でポジションを勝ち取ったり、コンスタントに出ている選手もいません。(今大会のメンバーでは)細谷(真大=柏)が入っているくらいです。すごく厳しい戦いになるでしょう」。今大会は国際Aマッチデー期間外のため欧州組で招集できない主力もおり、大岩監督も「制限や悩みは選手を選ぶ際には起こり得る」と苦悩を吐露している。

男子サッカーが五輪の舞台に立てない悪夢だけは避けたいところだが…。

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