【アイスリボン】藤本つかさがシードリング４・２１後楽園で本格復帰「親友のために…」

復帰を発表した藤本つかさ（左）とシードリングの中島安里紗

女子プロレス「アイスリボン」の藤本つかさ（４０）が、リングに帰ってくる。

藤本は２０２２年３月に一般男性と結婚。同年５月４日横浜大会を最後に無期限の休業に入り、２３年３月に第１子となる女児を出産した。育児に専念しつつ、昨年は７月の自身の地元・宮城での凱旋大会、１１月のサムライＴＶの感謝祭大会と２大会に出場。その後再び休業に入った。

１０日に埼玉・蕨市の道場で行われた会見に出席した藤本は「今日は広報部長ではなく選手として報告したいことがあります…。私、復帰させていただきます」と宣言。続けて「私にとってリング外でどうしてもかなえたい夢があるので、この復帰は期限を設けさせていただきます。なぜ復帰をしたかというと、全ては親友のためです」と負傷欠場中のシードリングの中島安里紗を呼び込んだ。

中島は１月のシードリング新木場大会で試合中の負傷で緊急搬送され、軽度の頸椎損傷により欠場。２１日のシードリング後楽園ホール大会でＳａｒｅｅｅとＸと組み、松本浩代＆中森華子＆高瀬みゆきとの復帰戦を行う。会見に同席した中島は「復帰戦という特別な一戦にはどうしても横につっか（藤本）にいてほしいと思ったので、お願いしました」と藤本を選んだと明かした。

同大会からプロレスに本格復帰するという藤本は他団体のリングで復帰することを詫びつつ、復帰戦前日の２０日にアイスリボンの蕨道場でエキシビションマッチを行うことも決定した。約２年ぶりの復帰戦について「安里紗から復帰をお願いされたのは３回目。彼女が救急搬送されて欠場してプロレスの怖さを知りました。次お願いされたら（復帰を）受け入れることにしようと思っていました。この悩んで悩んで決めた決断を『正解だったね』って胸を張って言えるような人生にしていきたいと思います」と力強く語った。

先日はＩＣＥ×∞王座を保持していた星いぶきが妊娠のため同王座を返上したばかり。アイスリボンの広報部長も務める藤本は「最近のアイスリボンは激震というかマイナスなニュースが大きく出ている…。でも選手はみんな輝いてるし、一生懸命。それを伝えていきたい。広報部長兼選手としてこれからもよろしくお願いします」と頭を下げた。