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【酒飲みの新常識】「紅麹」とはベツモノ「塩麹」3つの健康効果 ツマミにも最高

東スポWEB / 2024年4月14日 10時23分

春キャベツの塩麹漬け

まだ原因究明もできていないのに、一気に悪者にされてしまった紅麹。悲しいかな、「麹」と名前が付く多くの商品も被害をこうむり、イメージダウンしてしまったと聞く。オリジナルの塩麹を使った肉料理を出す友人の店でも、「この麹って、紅麹じゃないの?」とゲストからたびたび聞かれるという。

先週も書いたが、紅麹と酒や塩麹に用いられる麹はベツモノ。菌の種類も異なるし、カビ毒を生成することもない。また日本酒や本格焼酎に使われる麹菌は、「国菌」と呼ばれ、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。そう、麹は世界に誇る食品なのだ。これ以上、誤解されないためにも、ここで麹が持つさまざまな健康効果についてお伝えしよう。

麹の健康効果は大別して3つ。1つ目は豊富に含まれる酵素によって、腸内環境を整えてくれること。2つ目は、免疫機能の向上。免疫を司る細胞の多くは腸内にあるとされており、腸内環境が整うことで正常化すると言われている。便通を改善するだけでなく、感染症予防までできるなんてステキだ。

そして3つ目は豊富に含まれるビタミンB群による、脂質の代謝促進だ。これは酒飲みにとっては非常に有益。なぜなら、酒を飲むと肝臓は優先的にアルコールを代謝するため、脂質が後回しにされてしまい、中性脂肪が蓄積しやすくなるから。甘エビの塩麹和えや、鶏もも肉の塩麹漬け焼きなどは、最高のおつまみなのだ。

健康効果に加え、塩麹は料理にも大活躍してくれる。我が家ではから揚げやスペアリブの下味や、キャベツをはじめとした野菜を漬ける際にも必ずと言っていいほどよく使う。麹に含まれる酵素のおかげで肉がやわらかくなるし、たっぷりのアミノ酸によって、味に深みも出る。また、麹100グラムに対し、水500ミリリットルを加えた麹水も「美容にいい」と根強い人気。心配することは何もないのだ。

日本の発酵食品を支えてきた麹。長きに渡って使われてきたのには、それなりの理由がある。今夜のおつまみに塩麹を加えた1品を加えてみては?

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