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【体操】橋本大輝、萱和磨、宮田笙子…パリ五輪〝メダル候補〟続出で他競技から羨望のまなざし

東スポWEB / 2024年4月15日 6時15分

左から萱和磨、橋本大輝、宮田笙子

パリの〝救世主〟となるか――。体操の全日本個人総合選手権最終日(14日、群馬・高崎アリーナ)、男子決勝で東京五輪2冠の橋本大輝(22=セントラルスポーツ)が合計176・164点で4年連続4度目の優勝。2008~17年に10連覇を達成した内村航平以来の快挙となった。パリ五輪では各競技で日本の苦戦が予想される中、体操はエース・橋本を筆頭にメダルラッシュが期待できる数少ない競技の一つ。他の競技団体からは羨望の的となっている。

エースに気の緩みはない。前半から安定した演技を披露した橋本は「後半はバテてしまった」と平行棒と鉄棒で腕がつるアクシデントに見舞われながらも、2位に約4点差をつける圧勝劇。それでも、パリ五輪を見据え「昨年もつりながら試合をやっていた。つりグセが治らないのが、パリに向けての一番の課題」と気を引き締めた。

前回の東京五輪で体操男女日本代表は、個人総合&種目別鉄棒を制した橋本など、男女計5種目でメダルを手にした。他競技でも各選手が結果を残し、27個の金を含む58個のメダルを獲得。日本中が歓喜に沸いた一方で、約3か月後のパリ五輪は苦しい戦いを強いられそうだ。各競技団体が東京五輪にピークを合わせたこともあり、世代交代や金銭面で苦労するケースが多発。各競技団体の関係者は「当たり前だけど、東京五輪に比べたらメダルはかなり減るんじゃないかな」と口をそろえるなど、悲観的な見方も広がっている。

そんな中で、体操ニッポンだけは〝別格〟のようだ。男女のパリ五輪代表は、今大会とNHK杯(5月)の結果を踏まえて確定する。すでに内定している橋本のほか、男子種目別あん馬で東京五輪銅メダルの萱和磨(27=セントラルスポーツ)、今大会の女子覇者で2022年世界選手権種目別平均台銅メダルの宮田笙子(19=順大)らが有力候補。充実した戦力に、ある競技団体の関係者は「体操は数少ないメダルラッシュの可能性がある種目じゃないかな」と羨望のまなざしを向ける。メダル量産のために「橋本選手以外も、本当はもっと早く代表を決めて、調整の期間をつくってもいいのでは」との声も上がっているほどだ。

パリで3冠を目指す橋本は、五輪前最後の試合となるNHK杯へ向けて「しっかり2日間試合をやり切って、自信を持ってパリに行けるようにしていきたい」。エース率いる体操勢が、パリの大舞台で日本全体を盛り上げる。

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