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東京15区補選が最終局面 小池都知事に蓮舫氏、北村弁護士も…候補者より濃かった応援弁士

東スポWEB / 2024年4月25日 6時17分

東京15区補選の濃すぎる面々

応援団も入り乱れるお祭り選挙はどうなるのか――。9人が立候補の大乱戦となっている衆院東京15区補選(28日投開票)は各情勢調査で立憲民主党の酒井菜摘氏がリードし、他陣営がダンゴとなって、追い上げている状況だ。まだ逆転は可能とあって、各陣営は著名人や人気弁士の応援入りでテコ入れを図っており、最後まで予断を許さぬ状況となってきた。

酒井氏は初日に〝最強カード〟を投入した。元日弁連会長の宇都宮健児氏、共産党の田村智子委員長、社民党の福島瑞穂党首、れいわ新選組の櫛渕万里共同代表、立憲の蓮舫参院議員がズラリ。このメンツに蓮舫氏は思わず「どれだけ濃厚なんですか」と苦笑い。浮動票よりも組織票を固める狙いがあり、立憲幹部が連日の応援入りで、最終日までに〝濃厚メンバー〟が再び集結しそうだ。

出遅れた作家の乙武洋匡氏は終盤に猛追している。2022年の参院選ではひろゆき氏や堀江貴文氏らが応援入りし、浮動票の獲得に成功していたが、今回は小池百合子都知事、国民民主党の玉木雄一郎代表の支援を受け、無所属とは名ばかり。前回応援に入ったある著名人は「今回は要請は来ていない。乙武君も頼みづらいのでは」と話す。それでも乙武氏とつばさの党の根本良輔氏の間でトラブルになっていることに、ひろゆき氏はXで根本氏に苦言を呈する〝援護射撃〟に出ていた。

初の国政選挙となる作家の百田尚樹代表率いる日本保守党は、イスラム思想研究家の飯山陽氏を擁立し、ダークホースとなっている。「行列のできる法律相談所」の北村晴男弁護士や参政党を除籍された中部大学客員教授の武田邦彦氏、ベストセラー作家で、「本所おけら長屋」シリーズの畠山健二氏、「食堂のおばちゃん」シリーズの山口恵以子氏が応援に入るなど百田氏の人脈をフル動員している。

無所属で孤軍奮闘している元格闘家の須藤元気氏には24日、れいわ新選組の山本太郎代表が応援に駆け付け、ネット上で話題となった。れいわは15区補選には自主投票で、党としては推薦も出していないが、須藤氏が4年前の都知事選時に山本氏を応援していたこともあって、〝太郎の恩返し〟が実現した。

無所属の元衆院議員の秋元司氏は地元とあって、ドブ板に徹している中でも「真の司法改革制度シンポジウム」と題した演説会を開催。聴衆が驚いたのは、手際のよい司会進行ぶりの元NHK、テレビ東京でキャスターだった天川由記子氏。「ジャーナリスト魂がちょっとムズムズしている」とIR汚職事件で冤罪を訴える秋元氏にグイグイと質問を浴びせかけている。

ほかにも参政党の吉川里奈氏には元航空幕僚長の田母神俊雄氏、維新の金沢結衣氏には共同代表の吉村洋文大阪府知事が応援入りすれば、NHK党の福永活也氏は自身がエベレスト登頂中で不在の中、立花孝志党首がつばさの根本氏の街頭演説に凸する一幕もあった。

選挙最終日となる27日はゴールデンウイーク初日。各陣営による場所取り合戦や応援弁士の投入で、収拾のつかない事態となりそうだ。

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