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無免許トラブルの大砂嵐が米国発「コンバット相撲」で土俵に〝復帰〟 MSG大会はチケット完売

東スポWEB / 2024年5月2日 6時6分

ZOOMでのインタビューに応じた大砂嵐

あの男は、今…。大相撲史上初のアフリカ大陸出身力士だった元幕内・大砂嵐(32=エジプト)が、本紙のインタビューに応じた。2018年に無免許運転が発覚して力士を引退した後は、同年に格闘技イベント「RIZIN」でボブ・サップを相手に総合格闘技デビュー。しかし、再び無免許運転が判明し、日本から姿を消した。現在は米国発の相撲大会に携わり、自らも土俵に〝復帰〟。波瀾万丈の男が明かした近況とは――。

――2018年にRIZINを解雇された後は

大砂嵐 1回エジプトに帰った。格闘技は嫌だし、相撲しかしたくなかった。ずっと頭の中で、プロの相撲リーグを作りたいと考えていたけど、周囲からの反対もあってエジプトでは難しかった。その後は、米国に来て「ワールド・チャンピオンシップ・スモウ(WCS)」というワンデートーナメント大会で「コンバット相撲」を取っている。

――「コンバット相撲」とは

大砂嵐 1試合3ラウンド(R)制で、2R先取した方が勝ち。力士は、ショートタイツの上からまわしをつける。米国のお客さんは大相撲を知らないので、アレンジしてUFC(世界最高峰の総合格闘技イベント)みたいにした。2、3時間の興行で、1人の力士が10回以上取ることもある。観客がお金を賭けることができて、ファンは自分の好きな力士を何回も見られるし、何回も賭けることができる。

――大会の反響は

大砂嵐 今年1月から大会を開催している。今年は合計18回、英国のロンドンとフランスでも開く予定。4月にニューヨーク州のマジソンスクエア・ガーデン(MSG)で開催して、チケット約5000枚が完売した。まさか売り切れるとは自分でも思わなかったし、完売後もチケットを求める声があった。

――参戦メンバーは
大砂嵐 今のところ力士は全部で14人。ロシア出身の元幕内若ノ鵬(大麻所持により08年に日本相撲協会を解雇)や、アマチュア相撲で米国代表チームのヘビー級王者もいる。数日前にもモンゴル出身の元力士から電話がかかってきて、「イベントに参加したい」と言われた。そういうのがうれしい。

――なぜ新たな形の相撲大会を

大砂嵐 自分で何か新しいものを作りたかったし、その方が米国では人気になると思った。

――団体内ではどういう立ち位置

大砂嵐 自分は社長ではなくて普通の力士だけど、団体にアイデアを出している。まだ1月に団体ができたばかりで、試行錯誤している段階。

――18年に大相撲を引退して6年がたったが、現在の実力は

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