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王者MステにCDTV、日テレは新規参入…音楽番組の栄枯盛衰 「生歌NG」歌手も

東スポWEB / 2024年5月5日 5時43分

有働はタモリのMステの牙城を崩せるか

話題のアイドルグループやアーティストが一堂に会する音楽番組が、この春増えた。〝王者〟の「ミュージックステーション」(テレビ朝日)、TBS「CDTVライブ!ライブ!」は4月から2時間枠に。日本テレビは有働由美子がMCを務める新番組「with MUSIC」をスタートさせたが…。

「今、音楽番組って数字(視聴率)取れないんだ。『with――』も全然ダメだし」と実情を明かすのは某音楽番組幹部。

続けて「企画特集で『振り返る平成の名曲』みたいなVTRを流すほうが、まだ数字を取れる。VTRばかりやってると〝何のための音楽番組なんだ?〟ってなる。そこがすごく悩ましい」とも話す。

あえてそこを狙ったのが、4月に特番からレギュラー番組に昇格したフジテレビ「ミュージックジェネレーション」。局に膨大にある「夜のヒットスタジオ」「FNS歌謡祭」などの貴重映像をバンバン流す番組構成だ。

K―POPの台頭で、音楽番組は歌で聴かせるより、パフォーマンスで魅せるのが主流に。同幹部は「演歌歌手とか怒るよね。抜群の歌唱力で、自分の人生模様だったりをメロディーにかぶせて歌ってきたのに。世界的な時代の流れだからしょうがないけど…」と同情する。

若者のテレビ離れも、音楽番組に追い打ちをかけている。

「自分の好きなアーティストは、スマホやネットで見られるじゃない? 音楽番組で好きでもない歌手まで見る必要はない。昔はテレビで歌うことに希少価値があって、数字も良かったけど、今は全部ネットで無料で見られちゃうから、ホント音楽番組って難しいよ」

制作側の利点と言えば、出演者側は曲をPRしたいため「出演料がそんなにかからない」(テレビ関係者)ことだそうだが、新曲ばかり歌われても困るという。

また、キャスティングの際には「生歌NG」を指定してくるアーティストもいる。NHK紅白歌合戦にも出場経験のある男性シンガーソングライターや、若者から絶大な支持を受ける某ロックバンドは「高音パートが難しく、生で歌うと外しかねないから、生で歌っているように見せて実はVTRという演出で、制作側は対応している」(前出音楽番組幹部)という。

歌番組の在り方がますます問われてきそうだ。

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