レアル・マドリード クルトワ復帰でＧＫ争い勃発 ＣＬ準決勝第２戦はルニン起用

ヒザの負傷から復帰したクルトワはカディス戦で今季初出場（ロイター）

スペイン１部レアル・マドリードのベルギー代表ＧＫティボー・クルトワ（３１）とウクライナ代表ＧＫアンドリー・ルニン（２５）のポジション争いがついに勃発した。

Ｒマドリードは４日のホーム・カディス戦に３―０で勝利して史上最多を更新する３６度目のリーグ優勝を２シーズンぶりに決めた。この試合ではヒザの負傷から復帰したクルトワが、今季初出場。フル出場で完封勝利に貢献した。今季はここまで開幕前に緊急補強したＧＫケパ・アリサバラガとの定位置争いを制したルニンが、正守護神を務めていた。

今後のチームは、８日（日本時間９日）に、バイエルン・ミュンヘン（ドイツ）との欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）準決勝第２戦に臨む。アウェーの第１戦は２―２で引き分けており、勝利が求められる。カルロ・アンチェロッティ監督は、勝負の一戦のＧＫ起用についてカディス戦の前の会見で「ルニンは水曜日（８日）にプレーする」と話す一方で、決勝（６月１日）に進出した場合のことには「様子を見ることになるだろう」と明言しなかった。

ＣＬ準決勝第２戦後には、リーグ戦４試合を残す。ここでの起用も気になるところ。その状況によっては、ルニンが、延長の合意報道があったとはいえ、今夏の移籍を決断する可能性もある。しばらくはＲマドリードのＧＫ争いから目が離せない。