藤本敏史が平身低頭の現場でさらりと着こなした「全身グッチ」 事故で仕事激減

悪気はないが…

当て逃げ事故からの完全復活を目指す「ＦＵＪＩＷＡＲＡ」藤本敏史（５３）が収録現場で、チグハグな一面を見せていた。イチからの出直しを誓って現場で低姿勢だったが、着用していたのは〝全身グッチ〟でバッチリとキマっていた。そのギャップに周囲も笑うしかなかったという。

藤本は昨年１０月、都内で起こした当て逃げ事故で活動を自粛し、今年１月に東京簡裁から罰金２万４０００円の略式命令を受けた。２月配信のコンビのユーチューブチャンネルに出演して復帰。３月放送のフジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」で地上波番組にも復帰した。

４月２８日放送のＴＢＳラジオ「川島明のねごと」では「今日、この番組に呼ばれなかったら６連休でした」とスケジュールがガラ空きだったことをぶっちゃけた。ゴールデンウイーク中の５月３日には、吉本興業の後輩にあたる、もう中学生が都内で開催した単独ライブに出演。復帰後、初ライブになった。

活動を本格化させて完全復活し、ガヤ芸人に返り咲きたいところだが、その過程でチグハグな一面を見せていた。２月の復帰後、ある番組の収録現場でのことだ。

イチからの出直しを誓って現場で非常に低姿勢だったが、「フジモンはグッチの特徴的なデザインが入ったド派手なセットアップを着ていました。セレブという感じで」（テレビ局関係者）。

スタッフたちはスーツでの現場入りを望んでいたわけではない。ただ、非常に謙虚な姿勢ながら、高級ブランドをさっそうと着こなしたギャップに失笑してしまった。どこか抜けていて憎めない、藤本らしいといえるシーンといえるだろう。

お笑い関係者は、藤本の前妻でユーチューバーの木下優樹菜がグッチ好きであることを引き合いにして藤本をフォローする。

「木下さんは長女、次女のファッションにグッチを取り入れるほどグッチ好き。結婚当時はフジモンの私服もコーディネートしていました。フジモンの全身グッチは、木下さんから過去にコーディネートされたものでは？ つまり普段着です」

藤本は３月放送の「――向上委員会」で、ＭＣの明石家さんまからイジられ、軽妙に返して笑わせた。一方で、吉本の後輩で「マヂカルラブリー」野田クリスタルは藤本の振る舞いを「明るい」とクギを刺し、同番組が不祥事を起こした芸人の受け皿になるのは「許せない」と畳みかけた。お笑いの「向上」ではなく、不祥事芸人の「復帰」の場になることを危惧。野田の主張にはＳＮＳで賛同が寄せられた。

ただ、これも藤本に対し、さんまが擁護し、野田が批判して番組内でバランスを取った〝演出〟だといわれた。

藤本はガヤ芸人に返り咲けるか。