元RAG FAIR・奥村政佳氏が繰り上げ当選で参院初登院 メンバーは「応援してくれています」

初登院した奥村政佳氏

アカペラグループ「ＲＡＧ ＦＡＩＲ」元メンバーとして活躍していた立憲民主党の奥村政佳参院議員が１３日、初登院した。

当選証書を手にした奥村氏は、同院本館玄関にある出席議員ボードに自分の名前に指をさしカメラマンたちの要請に応じてポーズを決めた。

奥村氏は２０１９年の参院選に旧立憲から立候補して落選。今回の繰り上げ当選は、同年に当選した元格闘家の須藤元気氏が４月の衆院東京１５区補選に出馬して自動失職したことを受け、比例名簿次点だった元「モーニング娘。」メンバーの市井紗耶香氏が繰り上げ当選していた。

しかし、在職わずか９３分のスピード議員辞職で奥村氏の初当選が決まった。５年越しで政治家となった奥村氏は「自分自身、保育の現場に戻って働いてきました。現場にいる中で、保育士の待遇であるとか、地位向上をますます目指さないといけないなとずっと思っていた。特にコロナ禍で、保育士として働くことは大変な状況があって自分自身もＳＮＳ等で発信してきたけれも、やっぱり届いていないなと実感した。いよいよこのチャンスが来たと思って、この国の真ん中で保育士の待遇改善とか、地位向上というのを大きな声で叫んでいきたい。でも緊張はしています」と語った。

「ＲＡＧ ＦＡＩＲ」メンバーたちからは電話やＳＮＳで祝福を受けた。

「当選証書をもらう前にメンバー、旧メンバーとも、ずっとお世話になっていた（旧事務所の）ワタナベエンターテイメント社長の渡辺ミキさんとか（会長の）吉田正樹さんにも連絡した。仲間なんでいい感じのイジりはするんですけど、みんな応援してくれています」と奥村氏は明かした。