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【ソフトバンク】ドラ1前田悠伍の〝屈辱デビュー〟 一軍首脳は想定内「今まで順調にきすぎていた」

東スポWEB / 2024年10月2日 6時9分

3回6失点KOながら、黒星はつかなかったソフトバンク・前田悠伍

ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・前田悠伍投手(19)が1日のオリックス戦(みずほペイペイ)にプロ初登板初先発し、一軍の洗礼を浴びた。3回8安打6失点でKO。投球バランスを崩す場面やすっぽ抜けて死球を与えるなど、苦々しい初マウンドとなった。

この結果に小久保裕紀監督(52)は「見ての通りメッタ打ち。人生初の挫折と言っていいと思う。ただ、6点ビハインドで負けがつかないところに、なんか〝前田悠伍〟っていうのを感じた。内容というより通用していなかった。だから『ここからはい上がるしかない』という声掛けはした。『今日という日を一生忘れるな』という話をした」と期待の裏返しともいえる辛らつな言葉を並べた。

8月から二軍の先発ローテーションに定着して4勝を挙げ、防御率1・94の好成績をマーク。外野では日に日に19歳左腕の一軍待望論が高まっていたが、現場のリアルな声とはかけ離れていた。

前田の将来性は誰もが認めている。だが、プレーヤー目線で主力選手の一人は「打ち損じの少なさ、見極めなど一軍と二軍の差は想像以上に大きい。前田の度胸は素晴らしいものがあるけど、今のスピード、球威で一軍クラスを抑えるのは難しい。でも、それは打たれて初めて実感できること」と、この日の結果を予見していた。

倉野チーフ投手コーチは試合後「今まで順調にきすぎていた部分もあったので、プロの厳しさ、本当の一軍レベルを体感できたことは、これからの取り組みがさらに良くなる。本当に良かった」とも語った。

名門・大阪桐蔭とU18日本代表でエースを張り、ドラフト1位でプロ入りした黄金ルーキー。「打たれてしまったのは自分の実力が足りないから。それを受け止めることができれば、自分次第で上にいける」と冷静に語る姿には、一軍の壁を体感したからこそ得られた収穫があった。屈辱の56球が生きる日が来るはずだ。

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