松重豊 映画「孤独のグルメ」に杏が出演したワケ「パリに『杏ちゃんいるな』と思って」

松重豊

俳優・松重豊が１１日、ＴＢＳラジオ「土曜ワイドラジオＴＯＫＹＯ ナイツのちゃきちゃき大放送」にゲスト出演した。

松重が監督、脚本、主演を務める映画「劇映画 孤独のグルメ」が前日の１０日に公開された。２０１２年にスタートしたテレビ東京の深夜ドラマを映画化したものだが、企画してから２年半という時間を要した。

松重は「（時間が）かかるんですよ。やっぱり。やっと昨日、公開されたんで。ホント長い道のりですね」と感慨深そうに話した。

この映画はフランス・パリがロケ地となっているが、松重は「僕が『パリでやりたい』っていうことを言っちゃった手前…。フランス、行ったこともないし、フランス料理も全く知らないんですけど、とりあえずパリ、どうしようかなあと思ったら、『杏ちゃんいるな』と思って…」。こうしてパリ在住の女優・杏に出演してもらうことを決めたという。

こうして松重は杏に連絡。「悪いんだけどさ、映画撮ることになって。出てくんない」と出演交渉するとともに「それと一緒にちょっとシナハン、シナリオハンティング、付き合ってくんない」とお願いしたという。

シナリオハンティングとは、台本を書くための取材のこと。ナイツの土屋伸之が「じゃあ杏さんと一緒に、あのお店とか探して？」と聞くと、松重は「杏ちゃんとオニオングラタンスープ、ちょっと探して…。ムチャクチャですよね」。

さらに塙宣之が「１回も行ったことなかったんですよね？」と聞くと、「１回も行ったことないですよ。フランス料理なんか、僕、九州の田舎もんだから、そんなのないじゃないですか？」。フランス料理については「ロイヤルホストでしか知らない」と苦笑していた。