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我が家は平均より上か下か?全世帯の貯蓄と負債の平均額

LIMO / 2019年3月8日 11時0分

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我が家は平均より上か下か?全世帯の貯蓄と負債の平均額

「よそはよそ、うちはうち」とは言うものの、どうしても気になるよそさまの家計事情。「貯蓄はいくら?」「住宅ローンはどのくらい残っているの?」なんてストレートには聞けないけれど、他の家庭がどのくらいお金を貯めているのかは知りたいですよね。

そこで今回は、貯蓄額や負債額の平均に加え、それぞれの近年の傾向をご紹介致します!この機会に、ご自身の家計の位置づけを把握しておきましょう。

負債額の平均金額・中央値は?

2017年に総務省が発表した「家計調査報告[貯蓄・負債編]」によると、全世帯での負債平均額は517万円という結果でした。この数字には、住宅を購入していないなど、負債を抱えていない世帯も含まれています。

また、負債を抱えていない世帯を除いた「負債保有世帯」については、以下の通りです。

2人以上の世帯の負債の平均額:1379万円
2人以上の世帯の負債の中央値:1080万円
(負債保有世帯の比率は37.5%)

住宅ローンなどの負債を抱えている家庭だけをピックアップすると、全世帯を対象とした517万円よりもはるかに高い結果となりました。さらに、2人以上世帯の約6割が「負債なし」という点もポイント。現在の日本では、負債がある2人以上世帯は少数派のようです。

平均負債額の推移をチェック

ではここで、過去との数字と比較してみましょう。先述した通り、2017年の平均負債額(2人以上世帯)は517万円という結果でした。2011年は462万円だったため、6年間で55万円の増加となります。また、2017年の負債保有世帯のみの平均負債額は1379万円でしたが、2009年の1184万円より195万円も増えています。

その一方、2017年の負債保有世帯は37.5%ですが、2008年は41.1%という数字でした。負債保有世帯は減り、平均負債額は増えている傾向にあることがうかがえますね。

貯蓄の平均金額・中央値は?

次に、同じ調査の貯蓄額をみていきましょう。2人以上世帯の貯蓄額の調査結果は、以下の通りです。

貯蓄の平均額(貯蓄現在高):1812万円
貯蓄額の中央値:1074万円

年間収入:617万円
貯蓄の年収比:293.7%

なお、貯蓄額の中央値は、貯蓄額がゼロの世帯を除いたものです。貯蓄額がゼロの世帯を含めると、1016万円に下がります。

平均貯蓄額の推移をチェック

2017年の平均貯蓄額(2人以上世帯)は、1812万円であることが判明しました。その一方で、2009年の調査では1638万円という結果に。10年ほどで、100万円以上も増加していることが分かります。

また、2017年の1074万円だった中央値は、2009年の988万円から80万円以上の増加が見てとれます。

「貯蓄」に含まれる項目は?

今回取り上げた総務省の「家計調査報告[貯蓄・負債編]」では、貯蓄を以下のように定義しています。先ほどのデータを見て「わが家の貯蓄額とかけ離れている」と感じた方は、投資信託や社内預金などの存在を忘れていないか確認しておきましょう。

ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計

まとめ

平均貯蓄額・平均負債額ともに、近年では増加傾向にあることが分かりました。その一方、負債保有世帯は減少傾向に。今後の動向は定かではないものの、だからこそ老後の資金はしっかりと備えておきたいものです。今回の結果を踏まえて、資産形成の計画を立ててみてくださいね。

 

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