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「自分を殺す転職」というリスク。エージェントに急かされて失敗しないために

LIMO / 2019年11月9日 20時15分

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「自分を殺す転職」というリスク。エージェントに急かされて失敗しないために

新卒で出会う会社が自分に合う職場かは入社してみなければわかりません。もし自分にもっと向いている仕事をしたい、キャリアアップを目指したいと感じるのであれば、転職を考えるのも良いでしょう。しかし、他人のアドバイスを鵜呑みにして、人に流されるような転職をすれば、失敗してしまう可能性も。どうすれば自分が納得できる会社に出会うことができるのでしょうか。

転職して上手くいくのはどんな人?

自分のことがよく分かっている

「仕事が合わない」という理由で転職を考える場合、自分に向いている仕事に就かなければ、また失敗してしまう可能性もあります。もちろん、仕事内容より条件重視で決めるのも悪くありませんが、自分の長所を生かせる仕事の方が生き生きと働くことができるのではないでしょうか。

また、自分が得意だと思っていることと、他人が思う適性は異なる場合があります。客観的な意見が正しいこともあるので、自分のことをより良く知るためにも、気のおけない友人に他己分析してもらうのも一つの手です。

すると、自分が得意だと思っていたことが、実は他人から見たらそこまでのスキルがあるとは思えないというような耳の痛い話も出てくるかもしれませんが、きちんと受け止めることで、ミスマッチの少ない転職活動につながるでしょう。

初対面でも信頼してもらえるような態度

転職後に一緒に働くことになる同僚たちは、どんな人が来るのか期待と不安が半々という感情で転職者を待っています。初対面の印象が悪く、たいしたことないなと思われてしまえば、なかなか仕事を任せてもらえなかったり、人間関係に苦労することになったりするでしょう。

そのため、初対面でも「この人は頼りになりそうだな」と思ってもらえるような態度でいることが大切です。たとえば、ハキハキと挨拶したり、笑顔でいたり、わからないことはすぐに質問したりと、ネガティブな空気を出さないようにしましょう。

また、同僚とは仕事以外のコミュニケーションも取り、いつでも話がしやすい関係を作ることも大切です。転職したばかりの時期はわからないことだらけだと思いますが、新卒のように手取り足取り教えてもらえるわけではありません。仲間と良い関係をいち早く築くことで、業務でもスムーズにやりとりできるようになるでしょう。

「流されない人」になるキャリアプランの作り方

転職するときに大切にしたいのは、「自分の人生をどう生きたいか」というビジョンに合っているかということです。そのためには、自分が何歳の時にどうありたいかというキャリアプランを作り、この転職が自分の将来にとってプラスになるかをよく考えることが役立ちます。

キャリアプランを作るときは、まず自分の人生の目標を定めましょう。たとえば50代でIoTの第一人者になることが目標ならば、30代で海外の研究室で研究し、40代で特許を取得するなど目標を達成するまでの道筋を組み立てます。

次に、目標を達成するためにはどんな資格を取れば良いのか、足りない知識はどのように身につければ良いのか、キャリアアップするために転職すべきかなどを細かく掘り下げていきます。

自分の将来のゴールに向けて、今のキャリア・スキル・知識が不十分だと思うなら転職でそこを伸ばせる会社を目指すことが必要ですが、現職が辛いからというような逃げの転職をするとキャリアプランから外れてしまうことも。一時的な感情に流されず、目標に向かって進む強い意志を持って、軌道修正しながらキャリアを積み上げていくことが大切です。

「自分を殺す転職」をしないためには

転職が頭をよぎると、すぐに転職エージェントや転職サイトに登録する人も多いでしょう。これらは便利な反面、転職希望者が採用されることで報酬を得られるビジネスモデルのため、転職者のことよりも企業としての報酬を優先させる場合もあります。

そのため、まだ具体的にどんな仕事をしたいかが決まっていないのに、とにかく面接をするように誘導され、内定が出ると、まだ転職活動を続けたいのに転職先の決定を急かされることも。こうした消化不良の状態で新しい職場で働くことになっても、「もっと良い会社があったかもしれない」とモヤモヤしてしまうでしょう。

そんなミスマッチを避けるためにも、転職活動をすると決めたら、職務経歴書を作りつつ自己分析することから始めてみてください。

自分が転職市場でどの程度の魅力があるか過去の実績を振り返り、次の成長課題を探し出し、それが満たすことができる会社を探すことが大切です。もし、すぐに転職活動をしてもスキル不足で良いポジションを得られないと感じるのであれば、現在の職場で十分な知識やスキルを身につけてから転職をした方が良い場合もあります。

他人の言いなりになるのではなく、まずは自分の軸を見つけて、それに合うのであれば転職する、マッチする企業がないなら焦らず待つと自分で判断することで失敗を減らせるのではないでしょうか。

おわりに

せっかく転職してキャリアアップを目指すはずが、転職先の企業選びに失敗したり、転職先の同僚と良い関係が築けず上手く仕事ができなかったりすれば、また転職を繰り返すことになりかねません。

転職を繰り返すのが必ずしも悪いことではありませんが、なるべく早く理想の企業に出会い、時間のロスは避けたいものです。転職で失敗しないためにも、キャリアプランを作り、自分の軸がぶれないように、自分のペースで転職を進めてくださいね。

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