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【働き方改革】夫の早い帰宅は、妻にとってメリットばかりではない?!

LIMO / 2020年1月24日 10時45分

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【働き方改革】夫の早い帰宅は、妻にとってメリットばかりではない?!

一億総活躍社会の実現に向けて、「働き方改革」が政府推奨のもと実施されています。実際に働き方が変わったという人も多いのではないでしょうか。私の夫が務める会社も、働き方改革を実践。残業を減らし労働時間短縮を行うようになりました。

一日10時間以上働く男性が4割以上いる日本において、労働時間を短縮することは重要な改革かもしれません。しかし平日家事育児に参加しない夫を持つ妻にとって、夫の早い帰宅は良いことばかりではありませんでした。

日本人は労働時間が長い

政府が掲げる「働き方改革」。その施策のひとつに、労働時間の短縮も挙げられています。つまり日本人は労働時間が長いと言えるのでしょう。

株式会社リクルートマネージメントソリューションズが2017年に発表した「20~30代正社員の月の平均労働時間に関する実態と意識(https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000000582/)」の調査によると、20~30代の男性正社員では、平均月間労働時間が200時間以上の人は40%以上を占めていました。月間労働時間200時間とは、一日10時間・週50時間働いていることに。平均月間労働時間が240時間以上の人も約13%おり、その場合には一日12時間以上働いている人も多くいます。

1日の半分を仕事に費やし、睡眠や入浴、食事の時間を考慮すれば、趣味に当てたり家族と過ごしたりするための時間は働く男性にはほとんどないと言えるでしょう。「労働時間を短縮して、生産性を上げる」という働き方改革の考えにも納得できるものです。

しかし働き手ではなく、主婦である私にはメリットばかりでもありませんでした。

労働時間短縮で帰宅が早くなるのはうれしい?

夫が務める会社でも、働き方改革により残業を減らすようになりました。今までは22時、早くても21時に帰宅していた夫。それが20時前に帰宅するようになったのです。

出勤も早く、これまでは平日にパパに会うことがほとんどなかった子供たち。それが早い帰宅のおかげで毎日のように会えるようになり、子供はパパに会えてとてもうれしそう。しかし良い面ばかりではありませんでした。

子供たちの生活リズムが乱れる

幼稚園に通うようになってからは、生活リズムがある程度決まっていました。
18時:晩ごはん
20時:お風呂
21時:就寝
この生活リズムで数年過ごしてきて、子供も私もすっかり慣れていたのです。

しかし夫が早く帰ってくるようになってからは、パパの帰宅で子供は大興奮。お風呂に入る時間が遅くなり、寝る時間も遅くなってしまうように。すでに確立していた生活リズムが乱れ始め、私はイライラが溜まるばかり。子供に「早く寝る準備しなさい!」とたびたび怒るようになってしまいました。

夫の帰宅が早くなるのが乳児期だったなら、夫婦で晩ごはんを食べたり子供をお風呂に入れてもらえたり、と大いに喜べたかもしれません。しかし園児や小学生がいる親としては、子供を早く寝かせることを優先したいのです。

子供をお風呂に入れて寝かしつけるというドタバタしている時間帯。そこに夫の帰宅で、夫の晩ごはんの準備も加わることに。お風呂上りのちょっとした休憩時間なんて、なくなってしまいました。

仕事終わりの夫、家事育児時間の妻

早く帰宅できるようになった当の夫はというと、帰宅してからビール片手にテレビを見る、晩ごはんを食べるが日課。帰宅が遅かった頃と同じルーティンで過ごそうとするのです。夫としては、本日の仕事はすでに終わっているのでしょう。

しかし私はまだまだ家事育児に追われている時間帯です。欲を言えば、家にいるならできれば手伝ってほしい。これが本心。でも帰宅早々の夫に、子供とのお風呂や寝かしつけをお願いするのも気が引けます。だからと言って、遅く帰ってきてとも言いにくい。

いろいろ悩んだ結果、夫に外出を促すことに。働き方改革の労働時間短縮で空いた時間は、自分の趣味に使ってもらうことにしました。うちの場合は運動不足を夫が気にしていたので、夜のランニングを日課に。帰宅後すぐウェアに着替えて、子供とは少し言葉を交わしてランニングに出かける。夫がランニング中に寝かしつけまで完了しておくことで、これまで通りの生活リズムを取り戻すことができました。

ただ平日は自由に過ごしてもらう分、休日は朝から子供と目いっぱい遊んでもらっています。

まとめ

共働きで家事や育児も分担している、平日も夫が家事を積極的にしてくれる、という家庭には夫の帰宅が早くなることは大歓迎かもしれません。ただわが家のように、平日はほとんど家事育児をしないという夫の場合、妻の負担や気苦労が増えてしまうことも。

家事をお願いして、夫婦関係がギクシャクしても困りますよね。そんなときは、平日は夫の好きなように過ごしてもらう、ただし休日は食器を洗ったり子供と思いっきり遊んだりと家事育児に積極的に参加してもらってはいかがでしょうか。
 

参照:株式会社リクルートマネージメントソリューションズ「20~30代正社員の月の平均労働時間に関する実態と意識(https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000000582/)」

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