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新型コロナの影響で「夫婦喧嘩」多発。冷めた関係「あの頃」に戻れるのか

LIMO / 2020年3月7日 21時15分

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新型コロナの影響で「夫婦喧嘩」多発。冷めた関係「あの頃」に戻れるのか

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴い、政府が小中高の休校要請、また企業へも時差出勤やリモートワークを推奨し、自宅で家族と過ごす時間が今までよりも長くなっているご家庭も多いのではないでしょうか。

このような不穏な空気が流れている中、慣れないテレワークや時差出勤、こどもへの不安などのストレスで、夫婦の間でも不穏な空気が流れているケースもあるといいます。

お互いが掛け替えの無い存在であることは間違いないはずなのに、その関係性があまりにも当たり前となってしまい、以前のようなドキドキよりもイライラが勝ってしまう…そんな関係性は望んでいなかったのに…そう思って、ため息をついている夫婦も少なくないことでしょう。

自粛モードの今、より一緒にいる時間が長くなり、相手の言動がさらに気にさわる状況。そんな夫婦の間に生じたすれ違い、深くなってしまった溝…それは本人たちの努力で、なんとか修復していくことができるものなのでしょうか?

夫が感じる「妻が変わった」と思う態度

まずは夫の立場から、妻が変わったと思う態度について検証していきましょう。妻である女性側からみれば、男性の視線はなかなか理解し難い部分が多いものですが、妻へ向ける視線はどうなのでしょうか?

・「ともかく口調がキツくなりました。結婚当初は優しい口調だったのに、今は不満が先をついて僕を責めるような口調です。こんな言い方では、女性としての可愛さを感じることなんて無くガッカリです。」

・「なにかと言うと『私は家事も育児もやって大変』アピールをします。だったら私の仕事の大変さも理解して欲しいと思いますが、言えば絶対ケンカになってしまうので、口には出しません。新婚当初の『今日もお仕事お疲れ様でした』と言って迎えてくれた時が懐かしいです。」

夫側から見ると、妻が結婚当初と違ったキツい口調や可愛げの無い受け答えに「変わった」と感じるようです。この様になってしまったのも、ある日突然…という訳では無いのでしょう。妻にしてみれば、相談したいと思った時に夫に頼れなかった。

辛いと訴えた時に、手を差し伸べてもらえなかった。…など、その1つ1つの出来事は、大きな事件性の無い些細なことだったのかもしれません。ですが、そんな些細な小さな失望が少しづつ積み重ねられたことによって、生じた結果であると考えられるのではないでしょうか。

妻が感じる「夫が変わった」と思う態度

続いては、妻側の意見を検証していきましょう。女性である妻から見た夫が「変わった」と思う態度とは、いったいどのようなケースがあるのでしょうか。

・「昔はデートに行けばその日の服装を『カワイイ』と言って褒めてくれたし、髪型を変えればすぐに気付いてくれました。結婚してからもしばらくはそうだったんですが、最近ではまったく気付かないどころか、私に関心が無いんじゃないかと思ってしまいます。気が付く時があるとすれば、クレジットカードの支払い明細書を見た時だけ。『これは何に使ったんだ』なんて、そんなところでだけ気が付くんだなぁ…と、思わずため息が出てしまいます。」

・「共働きの我が家ですが、結婚当初は週末になったらお酒を飲みながら、深夜遅くまで語り合っていました。仕事の話や次の旅行はどこにとか。何気ない話でも延々と話し合っていたんです。それが今や、私が話しかけても『あ、うん…』なんて生返事が返って来るだけ。目線はずっとテレビやスマホです。」

妻が感じる夫が変わったと思う態度は、自分に関心が無いのではないかと感じる瞬間のようです。夫婦は空気のような存在と例えられることがありますが、その空気を無下に扱うと息が詰まって苦しくなってしまうのではないでしょうか。

冷めた夫婦関係を修復するには

決定的な要因から、夫婦関係が破綻し修復することが困難な家庭もあると思います。ですが、今回ご紹介したいような、夫と妻それぞれが感じる毎日の中で小さな不満の積み重ねによるものは、また毎日の小さな積み重ねによる改善方法で対処することができるのではないでしょうか。

一生を共にすると誓い合ったパートナーです。「そんな、無理…」と諦める前に、試してみる価値は十分にあると思います。その為には、どんなことをすれば良いかを考えてみましょう。

相手に求める前に、まず自分から

相手を変えることはとても難しいですが、自分を変えることは、自分の心がけ次第でいつでも可能です。相手に「変わって欲しい」と望む前に、まずは自分から変わる努力をしてみてはいかがでしょうか?

先にご紹介した、夫・妻それぞれの不満を見ても「相手が〇〇してくれない」という内容が主でした。では、まずは自分から変わってみると、相手の態度も変わって来る可能性が高いと考えられるのではないでしょうか

突然態度を変えるのは照れ臭いという人は、まずは「ありがとう」という気持ちを伝える努力から始めてみてはいかがでしょう。ストレートに言葉で伝えることが恥ずかしいのであれば、作ってもらったご飯を食べたら「美味しかった」、旦那様のお給料日には「今月もお疲れ様でした」、部屋が掃除されていれば「部屋がキレイで気持ちがいい」などというように、相手がやってくれたことを認めてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

話しかける時は笑顔で

冷めきっている関係の場合、どうしても言動がネガティブになりがちです。表情は乏しく、常にムスッとしている状態だったりします。このような表情で向き合えば、お互い気持ち良い訳がありません。

笑顔を嫌がる人はいません。笑顔で話しかければ、ほぼ笑顔で返事が返ってきます。きっかけがつかめない人は、まずは毎朝「おはよう」と笑顔で挨拶するところから、初めて見るのも良いのではないでしょうか。

まとめ

長い夫婦関係の中では、相手のことを信じられなくなったり、「もう一緒にやっていけない」そう思ってしまう時もあることでしょう。それは、例え表面上は仲良く見える夫婦であっても、夫婦の中でだけで感じる悩みや葛藤があるものです。

そのような時は、ついつい視野が狭くなり「自分だけが大変」と殻に閉じこもってしまいがちです。夫婦とは、家庭というチームを支えていく大切なパートナーです。どちらかだけに負担が生じてしまっては、パートナーでは無く、関係性が崩れてしまいます。お互いを支え合い思いやる。その気持ちをお互いに持つことで、良好なパートナーとしての関係性を保っていけるのではないでしょうか。

相手に求める前に、まずは自分から。そして、ちゃんとパートナーであるお互いの存在を認め、笑顔で接してみてください。そんな些細なことが夫婦関係を改善へと導く一歩となることでしょう。

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