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「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイト、既存店・全店売上高が前年同月比50%割れ(2020年4月)

LIMO / 2020年5月16日 11時0分

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「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイト、既存店・全店売上高が前年同月比50%割れ(2020年4月)

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転寿司チェーン店「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト(7421)の、2020年4月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年5月8日に更新されたカッパ・クリエイトの2020年4月既存店売上高は、対前年同月比48.5%で大幅なマイナス成長。内訳は客数39.9%、客単価121.4%と、外出自粛の影響から客数が40%を割りましたが、客単価は121.4%という大幅増になっています。

また全店売上高も47.6%と、既存店とともに対前年同月比50%を割る大幅なマイナス成長となりました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。

既存店売上高について、前期マイナス成長となったのは7月(96.7%)と3月(76.9%)の2カ月のみであり、堅調な推移を見せていました。しかし緊急事態宣言を受け4月は対前年同月比48.5%となり、今期は厳しいスタートを切りました。

また、前期の全店売上高はプラス成長とマイナス成長がいずれも6カ月という結果でした。しかし既存店同様、4月は対前年同月比40%台に留まっており、苦戦を余儀なくされています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は2018年半ばから、上限1,500円付近と下限1,300円付近の間でレンジ相場を形成していました。しかし2月からの株式市場全体の下落とともに、3月は1,024円まで下落しました。

その後はWボトムパターンを形成し、4月の安値1,105円到達後に上昇しており、現在は1,400円付近で取引されています。

新型コロナウイルス問題の影響がある中で、3月の店舗業績は踏み留まったものの、4月は緊急事態宣言に直撃される形となりました。5月より外出自粛緩和が始まる見込みですが、5月の数字がどの程度の回復を見せるのかが注目されます。

カッパ・クリエイトの過去1年の株価推移

(/mwimgs/4/6/-/img_460972d9ea0d51363af208d43fbf8b6b139787.jpg)

拡大する(/mwimgs/4/6/-/img_460972d9ea0d51363af208d43fbf8b6b139787.jpg)

参考資料:売上報告(2020年度)(https://www.kappa-create.co.jp/monthly2020/)

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