節約、貯金では間に合わない!?「お金をふやす」ための4つの入り口
LIMO / 2020年9月19日 20時0分
節約、貯金では間に合わない!?「お金をふやす」ための4つの入り口
お金を節約したり、貯めたりすることは何とかできているけれど、このままではなかなか目標金額を達成できないのでは?と思っている人もいるのではないでしょうか。今のような低金利時代だと、お金を銀行に預けるだけでは資産は作りにくいものです。そこで今回は、お金をふやすために始めたいことを紹介します。
コツコツ少額から始める「定額積立投資」
お金をふやしたい、でもいきなり大きな損失が出そうな投資は怖い、という人に向いていそうなのが定額の積立投資です。
たとえば、”毎月1万円ずつA投資信託を購入する”というように、購入する商品と金額を決めて取り組む投資手法です。この方法のいいところは、毎回「どの投資信託を買えばいいかな?」と悩んだり、投資信託の基準価額が上下しても、どのくらいの口数を購入するか迷ったりする必要がないからです。
言い換えると、毎月の購入金額を1万円に固定しておけば、基準価額が上がったら購入する口数が少なく、下がったら口数が多くなるわけです。たとえば、毎月1000円分リンゴを購入すると決めていたとして、先月はリンゴが1つ100円、今月は値下がりして50円になったとしたら、先月は10個しか買えなかったリンゴが今月は20個買えることになりますよね。
投資信託の基準価額が下がるというのも悪いことばかりではないのです。値下がりしているときにたくさん買っておいて、値上がりしたタイミングでうまく売却する。これがやりやすいのが定額で積み立てて購入することなのです。こうしてどんどん積み立てていけば、10年後20年後に、あなたにとって大事な資産に育っていることでしょう。
利益に税金がかからない仕組みを活用する
資産づくりの中で一つネックになるのが、税金です。株や投資信託で儲かった場合、利益の約20%の税金がかかるのです。つまり、1万円の利益が出たとしても税金で2,000円ちょっと取られてしまいますので、手取りは8,000円もありません。仕方のないことですが、2割強も税金が引かれてしまうのは少し残念ですよね。
そうした税金がかからない口座がNISA口座、つみたてNISA口座です。この2つの口座なら利益にかかる約20%の税金が非課税になるので、1万円儲かれば1万円手取りとして受け取れるのです。
ただし、大きな違いとして押さえておいてほしいのは、株式投資をするならNISA口座を開設する必要があるということ。つみたてNISA口座で購入できるのは一定の基準を満たした投資信託のみで、株は対象外になります。
また、NISA口座とつみたてNISA口座の併用はできず、それぞれ年間の限度額が異なります。それを踏まえたうえで、ぜひNISA口座とつみたてNISA口座の開設を検討してみてください。税金で約20%も取られていては、なかなかお金がふえていきません。
国外の投資対象にも目を向ける
株や投資信託を始めようと思っても、最初は「どうやって選べばいいの?」と疑問に思うかもしれません。「知らないものは怖い」とアメリカの株を避ける人もいますが、日本よりも外国の株式のほうがパフォーマンスがいいというのは珍しいことではありません。
しかも、「知らないものは怖い」と言っても、アメリカの企業としてたとえば「アップル」や「コカ・コーラ」、「マイクロソフト」などの有名企業を知らない人はほとんどいないのではないでしょうか。ある意味、日本の企業より身近な企業も少なからずあります。
さらに、米国株は1株から購入できるので(日本の株は100株で1単位)、日本株を購入するよりも少額から購入できることも多いのです。
具体的には、日本株は1株の株価が1,000円であっても、100株からしか購入できないので1,000円×100株=10万円が必要となります。一方、米国株なら1株1,000円なら1,000円をドルに両替した金額で購入できるのです。為替手数料はかかりますが、それでも初期費用を抑えられるケースが少なくありません。
また、為替リスクがあることも理解しておかなければいけませんが、「知らないものは怖い」と思うよりも、まずは知ることから始めてみてはどうでしょうか。
どうしても預金がいいなら「プレゼント付き定期預金」も
投資というものにどうしても苦手意識がある、お金が1円でも目減りするなんて絶対にイヤ!という人も中にはいると思います。そういう人が無理に投資に手を出してもうまくいかないことが多いので、どうしてもお金が減るリスクを取りたくないという人は預金のままがいいでしょう。
ただ、普通の預金では面白くありません。プレゼント付きの定期預金を検討してみてはいかがでしょうか。地方銀行や信用金庫の企画で、懸賞金付き定期預金や宝くじ付き定期預金、お米やお肉などのプレゼント付き定期預金が用意されていることもあります。
また、大手都市銀行よりも地方銀行や信用金庫にお金を預け入れることで金利が高いこともあったり、金額次第で金利優遇が受けられたりすることもあります。利用できる地域が限られていることもあるので、自分の地域で使える銀行から調べてみてください。
ほかにも、地域のスポーツチームや地元スポンサーのチームが勝つと、金利が高くなる預金を設定している銀行もあります。こういう一工夫が見られる預金に預けることで、金利だけではないプレゼントをゲットすることがきます。
ただし、こういうプレゼント付き定期預金は企画やキャンペーンの一環として募集数が限られていることもありますので、ときどき情報収集してみてください。
おわりに
お金をふやすことは簡単なこととは言えません。しかし、少しでもお金をふやしたいという気持ちがあって行動に移すことができれば、できないことでもありません。まずは知ること、そして少しでも理解できたら少しずつ行動に移してみることが大切です。
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