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年賀状が終活に使える?アラフォー・アラフィフ必見の技とは

LIMO / 2021年11月7日 17時45分

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年賀状が終活に使える?アラフォー・アラフィフ必見の技とは

11月になると、忘年会やクリスマスといったイベントのことが気になり、少し浮足立つ時期でもあります。また、「年賀状作成」の時期でもあります。みなさんは年賀状を作られますか。「くらしのいいもの研究所」のアンケート調査によると、年賀状を毎年出していますか、という質問に、「出している:67.7%」「出していない:32.3%」という結果でした。近年は、メールやSNS等の広がりにより年賀状を出している人は減少傾向にあると言われていますが、それでも7割弱の人が年賀状を作っています。

そんな年賀状が、実は終活に使えることを知っていますか?今回は年賀状を使った終活について、終活カウンセラーである筆者からご紹介します。

年賀状も終活になる⁈

年賀状を作るときに少し面倒なのが誰に出そうかということです。40~50歳代の人は、親戚や友人、仕事上の関係者を考えると、相当な枚数になることは容易に想像がつきます。

年賀状作成はパソコンの普及に伴い格段に簡単になったとは言え、年賀状ハガキの値段については上昇しています。執筆者が生まれた1977年(昭和52年)当時20円程度のハガキも、2021年(令和3年)には60円を超え、約3倍になっています。

こう考えると、年賀状を出す人と出さない人を取捨選択する必要が出てきます。これが実は、『年賀状を使った終活』の第一歩です。

知り合いの一覧表を作る

年賀状づくりをスタートさせるとき、一番にすること何ですか。おそらくハガキを何枚購入しようかと考えます。そのとき、参考にするのは今年の年始に届いた年賀状です。その参考にした年賀状を、ぜひ一覧表にしてください。

一覧表と言っても大げさに考える必要はありません。パソコンで丁寧に作るもよし、広告の裏にその人の名前だけを記入してもよし。最小限に必要な情報は、その人の名前といつの時代に知り合ったのか、ということだけです。

これを書いておくと、ご家族がこの一覧表を見るだけでみなさんの人間関係がわかります。これも立派な終活です。

「どこが立派な終活なのですか」と思われるかもしれませんが、ご家族にとってみなさんの交友関係は意外と知らないものです。そのため、今までの付き合いのあった人を整理して見える化しておくことが終活の1つなのです。難しく考えず(例)のように書き出してみましょう。

【例】過去の年賀状から一覧表を作ってみる

【親戚】◆◆さん、✖✖さん、・・・

【中学校以前】△△さん、Aさん、・・・

【高校時代】○○さん、▽▽さん、・・・

【大学時代】□□さん、★★さん、・・・

【社会人時代】◎◎さん、Bさん、・・・

大事な人との思い出を振り返るいい機会にもなるかもしれませんね。

知り合いの一覧表を発展させてエンディングノートの一部を作る

一覧表については、様々な形式に発展させることができます。その発展方法を紹介しますので、みなさんもできる範囲で挑戦し、最終的にエンディングノートの一部を完成させましょう。そして万一の時に、誰に連絡したら良いのかわからないという家族の負担が軽減されるように、発展させてください。

1.親戚リストだけ取り出す

先ほど作っておいた一覧表の内、【親戚】だけを抜き取り、その名前の横に電話番号や住所や続柄を書いておくと、『緊急時連絡先一覧表』の完成です。

2.連絡先一覧のグループごとに代表者を決めておく

一覧表を眺めていると、そのグループごとに代表者もしくは中心となる人物がいるでしょう。「その人に連絡を取ると、そのグループ全体に連絡がいく」という人物です。その人を〇で囲んでおくと、その人が中心人物だとわかりやすいです。そして1.と同様に、名前の横に電話番号や住所を書いておくと、緊急連絡網の完成です。

3.一覧表に住所や電話番号を追加する

これまでに書いた通り、名前だけの一覧表よりは電話番号や住所を追加しておくと、何も知らない人が見ても、その人の人間関係が分かり、緊急時の連絡用として重宝します。

年賀状を送る人を考える時に終活を一緒にやりきる

年賀状づくりは意外と面倒な作業ととらえている人が多いですが、昨年から続くコロナ禍で、年賀状が見直されています。直接会えない寂しさを埋めるために使用されているのかもしれませんね。

コロナ禍において、「人はいつ何が起こるかわからない、それは年齢に関係ない」という現実を突きつけられました。そのため終活という言葉も再び注目を浴びています。

よく、何歳から終活は始めるべきですか、と聞かれます。何歳からではなく、思い立ったら始めて下さい。その始め方の1つとして、間もなくやって来る年賀状づくりから始めて下さい。

左手側は今年の年始に届いた年賀状について宛名を上にして積みあげます。右手側には紙一枚とボールペンを持って準備完了です。左手でハガキの山を1枚ずつめくり右手でその年賀状の宛名の人がどのグループに所属しているかを考えて書き出してみてください。その作業を繰り返し、知り合い一覧表を完成させてください。

その上で、年賀状は出していないけれど必要な人を追加し、反対に年賀状は出しているけれど今回を最後にもう年賀状だけの関係に終わりを告げようという人を削除します。これらの作業も同時にやってください。これで本当の意味での知り合い一覧表が完成です。その後の発展は自由に進めて下さい。

終活の本当の意味を理解して、今を楽しく過ごす

終活は、「自分の人生が終わるとき、自分の人生の8割は楽しかった」と思えるように、思い立った今から後悔しない人生を歩むための準備です。お金のことや介護や相続のことも終活には大切ですが、それ以上に人間関係の整理も必要になってきます。

まずは年賀状づくりの時に、知り合い一覧表を作ることから始めてみましょう。

参考資料

一般社団法人くらしのいいもの研究所「コロナの影響で2022年賀状はどうなる?アンケート大調査!」(https://nengajo.iimono-labo.jp/information/6703/)

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