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【冬型の多肉植物の特徴・種類・育て方】上手に冬越しするコツも紹介

LIMO / 2022年2月10日 9時45分

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【冬型の多肉植物の特徴・種類・育て方】上手に冬越しするコツも紹介

ぷっくりとした愛らしい姿がかわいい多肉植物。寒さが厳しい時期は管理に少しを気をつける必要があります。

多肉植物には生育型があり、それぞれ生長する時期と休眠する時期が異なります。

今回は冬型の多肉植物の特徴や種類、育て方を解説します。上手に冬を乗りきりましょう。

冬型の多肉植物の特徴とは?

多肉植物は生育期ごとに、春秋型・夏型・冬型に分けられます。

冬型の多肉植物は10~12月・3~4月が生長期で、5~20度までの気温の時によく生育します。春秋は生育が緩慢になり、25度以上の高温は苦手なため夏は休眠期に入ります。

Max_555/Shutterstock.com

冬型の多肉植物は冬が生長期とはいえ、寒さに強いというわけではありません。冬型に限らず、多くの多肉植物は0度を下回る気温では生育が難しく、霜や低温で枯れてしまうこともあります。

冬型の多肉植物が最も旺盛に生育するのは5~25度の環境下です。比較的涼しい気候で育つ性質の多肉植物と考えておくとよいでしょう。

厳寒期に屋外に放置すると凍傷を起こして枯れる原因になります。厳寒期は室内で管理するか、屋外に置くとしても夜間は発泡スチロールなどの箱に入れ、寒さから守る対策が必要でしょう。

Pisit Kitireungsang/Shutterstock.com

冬型の多肉植物の種類

それでは、冬型の多肉植物のなかで代表的な品種を紹介します。

アエオニウム属

pticelov/Shutterstock.com

北アフリカ周辺が原産地で、数多くの原種や園芸品種が存在するアエオニウム属。代表的な品種に、黒法師、五月雨傘、夕映え、小人の祭り、愛染錦などがあります。

乾燥に強く水も多くを必要としない半面、高温多湿は苦手です。冬型の多肉植物ですが寒さにはやや弱く、耐寒温度は約5度です。温度管理に気を付けましょう。

リトープス属

neokitt/Shutterstock.com

多肉植物の分類「メセン」の代表的な属の1つ。南アフリカ・ナミビア等の岩砂漠地帯に自生し風通しのよい環境を好みます。年に1度脱皮しながら少しづつ成長していきます。脱皮が始まったら水やりをストップしましょう。

リトープスには光合成のため光を取り込む、透き通る天窓があるのも特徴。中心の割れ目から花が咲く様子も可愛らしい多肉植物です。

コノフィツム属

Podkopaieva Yaroslava/Shutterstock.com

多肉植物の分類「メセン」の代表的な属の1つ。南アフリカやナミビアの岩砂漠地帯が原産です。足袋のような形や丸型、鞍型などがあります。リトープスと同じように脱皮するのも興味深い特徴です。

動物の食害を避けるために茎と葉が一体化した形状をしており、秋には菊のような花を咲かせます。

セネシオ(セネキオ)属

decoplus/Shutterstock.com

南西アフリカ・マダガスカル・カナリア諸島が原産のセネキオ属。他の多肉植物に比べ、水を多く必要とするのが特徴です。高温多湿が苦手なので、風通しよく管理しましょう。

代表的な品種に、グリーンネックレス、銀月、マサイの矢尻、七宝樹等があります。特徴的な葉をもち、毛が生えているものも。ユニークな姿が多いのも魅力です。

冬型の多肉植物の育て方

それでは、冬型の多肉植物の育て方について解説します。

水やり

冬型の多肉植物は、生育期の冬に水やりが必要になります。

水やりのタイミングは土が乾いたときで、根が傷まないように、比較的暖かい日の午前中におこなうようにします。週に1度の頻度で、鉢底から水が出るくらいにたっぷりと水やりをしましょう。

fizkes/Shutterstock.com

厳寒期になる1~2月は寒さで生育が鈍くなるので、水やりも頻繁におこなう必要はありません。月に2度くらい、水の量は土を濡らす程度で大丈夫です。

葉がシワシワになっているのは水不足のサイン。シワシワの状態を放っておくと、葉が変色してやがて枯れていきます。様子を見ながら水やりをしましょう。

allgoo/Shutterstock.com

春秋は週に一度程度、休眠期になる夏は月に一度、表面を濡らす程度でかまいません。

日当たり・風通し

多肉植物は基本的に、雨ざらしにならない日当たり・風通しのよい屋外で育てます。冬型の多肉植物も例外ではありません。

冬の多肉植物は温度管理がポイント。夏以外は屋外でたくさん日光に当て、厳寒期は室内で管理したほうが無難です。そのまま外で育てる場合は簡易温室や発泡スチロールなどの箱に入れて防寒対策をしましょう。

夏の高温多湿にも注意します。日差しが強すぎて葉が傷んだり、多湿で枯れてしまうことも。夏の5~9月頃は日差しが強くなってくるので、遮光ネットを利用したり半日陰に移動したりして対策をしましょう。

植え替え

冬型の多肉植物の植え替え適期は、生育が活発になり始める9~11月頃です。この時期に植え替えを済ませておくことで、生育期の成長が変わってきます。

植え替えをする時は、数日前から水やりをせず土を乾燥した状態にしておきましょう。鉢から多肉植物を抜いたら根をほぐし、枯れた根は切り落とします。

新しい鉢に清潔な用土を入れたらその上に多肉植物を乗せ、横から土を入れていきます。一度にたくさんの土を入れるのではなく、様子を見ながら少しづつ土を入れていくとうまくいくでしょう。

Anna Mente/Shutterstock.com

植え替え後の約2週間は半日陰で管理します。冬型の多肉植物の場合、セネキオ属など根が乾きやすいタイプは植え付け後すぐに水やりをして下さい。その他は植え付けのあと、4~5日経ってから水やりを開始しましょう。

まとめにかえて

個性的な姿や特徴をもち、バラエティ豊かな品種がそろう冬型の多肉植物。多肉植物のなかでもひときわユニークな品種が多いのが興味深いところです。

特に冬型は水やりと温度管理に注意すれば上手に育てることができます。うまく冬が越せるように、お世話をしてみてくださいね。

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