勝手にお金が貯まりだす片づいた家・3つのルール
トウシル / 2023年8月2日 16時0分
勝手にお金が貯まりだす片づいた家・3つのルール
※この記事は2018年11月14日に掲載されたものです。
片づけるとお金が貯まるって本当?
部屋を片付けるとお金が貯まるとはよく聞く話。でも本当なのでしょうか? 実はある3つのルールを守れば、お部屋はスッキリ、みるみるうちにお金を貯めることができるのです。
今回は子ども5人(気を抜けばお金はかかるし、モノは増える!)を育てるFP(ファイナンシャル・プランナー)が実践するお金が貯まる片づけのルールを紹介します。
ルール1:モノにはライフサイクルがあると心得る
「捨てるなんてもったいない」「いらないなんてもったいない」と、ついついモノを溜め込んでいませんか。「いらなくなること」自体が悪いことのように考えられがちですが、そんなことはありません。実はモノにはライフサイクルがあるからです。
ライフサイクルが一巡すれば、不要になることもあります。また、他の人にとっては便利でも、我が家にとっては不便ということもあります。
大事なのは必要なときはしっかり使い、不要になったとき、すぐに手放すこと。まだそれほど古くならず利用価値があれば、欲しい人に譲ったり、欲しい人に売ったりすることもできます。「もったいない」「高かったから」と収納の奥にしまい込んでしまうことは、いたずらに劣化するのを待つのと同じこと。その方がもったいないことです。
「あ、やっぱりいらなかったな」「もう使わないな」と思ったらすぐ手放しましょう。古くなれば捨てるしかありませんが、今なら誰かが使ってくれるかもしれません。
ルール2:ストックはしない
部屋を圧迫し、家計を圧迫しているモノたちは、以前は全てお金で買ったモノでした。「これがお金のままだったらな」と思いませんか。そこで、今すぐ始めていただきたいのが、ストックゼロ生活。未開封の物をなくし、全て使用中だけにしてしまう生活です。
困らないようにストックしているつもりでも、いざなくなったとき「え! コンディショナーばっかりでシャンプーがないじゃん」なんてありませんか。こんなときはとりあえずボトルに水を入れてシャカシャカ振って、あと1回がんばって使いますよね。ストックがなくても実は何とかなるものです。
家庭でのストック管理は、会社でいうところの在庫管理。実はこれはなかなか大変な仕事です。だから大変なことは今すぐやめましょう。ストックはしないと決めて、なくなりそうになったら買いましょう。そうすれば、買い物に行ったときに「ストックあったっけ」と悩む必要もなく、ストックしないことで収納スペースも広くなることでしょう。
ルール3:「かも」と思ったら処分する
いざ「片づけよう!」「モノを捨てよう!」と思っても、その判断基準が明確でないと作業は一向に進まないもの。そこで、私は「かも」と思ったら処分するようお伝えしています。
「使っている」「着ている」「運動会のとき使う」「よそいきの時に着る」と断言できるものは使う物ですが、家パーティーをするとき使う「かも」、ランチ会のとき着る「かも」と、保管しておく理由に「かも」がつくときは処分しましょう。
もしも万が一、その「かも」の状況がきたとしても、そのときには機能が古かったり、流行りに合わなかったり、そもそも見つけられなかったり、あること自体忘れていたりと結局使えない、使わない可能性が高そうです。本当に必要になったときに調達するようにしましょう。
お金が貯まる部屋になる3つのルール、覚えていただけましたか?
ルール1:モノにはライフサイクルがあると心得る
ルール2:ストックはしない
ルール3:「かも」と思ったら処分する
3つのルールの実践でお金はいくら貯まる?
「モノが増える」ことはお金を払い「お金が減る」ことで、逆に「モノが減る」ことはお金を使わず「お金が増える」ことになります。
そして、モノのライフサイクルに沿って手放していくと、他の人から「これ使わない?」と、声をかけられるようになってきます。
例えば買うつもりだったホームベーカリーが無料で手に入る+1万円。ストックをなくしたことで無駄な日用品買いが減り、月+3,000円。ストックをなくし分類が不要になって買わずに済んだ百均のカゴ+1,000円。ルール3の「かも」と思ったモノを思い切ってフリマアプリで売って+1万円などなど。
ちなみに筆者は5人の子供たちの洋服はお下がりを活用しています。1シーズン着たらすぐに欲しい人を見つけて譲ってしまいます。下の子が着る「かも」と、ずっとしまい込んでおくより、利用価値が上がってモノも喜び、家もスッキリ、家計もホッコリするはずです。
お金が貯まる家になる3つのルールぜひ実践してみてください。
(橋本 絵美)
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