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「おむすび権米衛」普段買い需要を捉えるこだわり イベント買い「おにぎりぼんご」は1個300円台が中心

東洋経済オンライン / 2023年11月30日 12時40分

「おむすび権米衛」店頭の商品(写真提供:イワイ)

外食や持ち帰りでの、おにぎり購入がブームとなっている。各メディアで報道されるのは、少し高価格の店が多く、繁盛店では行列ができるほどの人気だ。

【写真を見る】おにぎりぼんごの「たらこバターの醤油にぎり」と「じゃこの塩にぎり」

コメ消費量が減り続ける時代、家庭でも作れるおにぎりを、なぜ買うのだろうか? 

調べてみると、消費者は「イベント買い」と「普段買い」を無意識で使い分けていることがわかった。ここでいうイベント買いは、日常生活の中で“少し奮発して購入”という意味だ。

どんな思いで利用するのか。その実情を取材した。

札幌発の専門店も都内にあった

まずはイベント買いについて。メディアで報道されることが多い「おにぎりぼんご」(東京都豊島区)のような人気店は、1個300円台の中価格帯以上の商品が目立つ。

JR田町駅から徒歩数分にあるのが、「にぎりめし 田町店」(東京都港区)だ。手狭だがカウンター席でイートインもできる。北海道札幌市の本店は、24時間営業の有名店だ。

手作業を見ながら店内で食べてみた。塩にぎり・醤油にぎりが選べ、一番人気「たらこバターの醤油にぎり」と「じゃこの塩にぎり」(税込み、各340円)を頼んだ。

おにぎりは通常より大きく、1個320円から420円まであった。これ以外にポテトサラダや出汁巻き玉子(ともに380円)、とん汁(小は350円、大は460円)、おでん(150円~)なども揃えている。今回はおにぎり2個で680円だった。

スタッフに聞くと「本店とメニューは同じで、テイクアウト比率が多く約7割。女性客が多いです」とのこと。1人でイートインすると、食事時間は10~15分程度だろうか。

一般消費者は、どれぐらいなら支払うのか。筆者の取材ルートを通じて調べてみた。

・20代女性:1000~2000円まで (1個400~600円×3個)
・20代男性:1200円まで (1個400円×3個)
・30代女性:1000円まで (1個500円×2個)
・30代男性:1000円未満 (1個300~500円×3~2個)
・20代女性:800円まで (1個400円×2個)
・40代男性:800円まで (1個300~400円×2個)
・30代男性:600円まで (1個300円×2個)
・30代女性:600円まで (1個300円×2個)
・50代男性:500円まで (1個500円のみ想定)
・20代女性:0円 (外食でもおにぎりにお金は出さない)

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