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若者を引き寄せる「ビーリアル」人気上昇の秘訣 「インスタ映え」に疲れた若者がリアルを探求

東洋経済オンライン / 2023年11月30日 11時20分

若者を中心に人気急上昇中のSNSアプリ「BeReal(ビーリアル)」とは?(筆者撮影)

「インスタ映え」がユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞を受賞したのは、2017年のこと。当時はクマやうさぎの耳をつけられる加工アプリ「SNOW」も大人気で、SNSに投稿するなら「映え」と「盛り」は必須でした。

【画像】「今後(いまよりも)流行りそうなSNS」の4位に入っている「BeReal」(ビーリアル)

でも、誰もがたびたび映えるスポットに行けるわけではありません。加工アプリを駆使して「盛れた」自撮りを投稿しても、「あざとい」と陰口を叩かれてしまうことも。みんなが幸せな日常を演出しているSNSを眺めるにつれ、SNS疲れを感じる人も増えてきています。

そんな昨今、若者を中心に人気が急上昇しているSNSがあります。「BeReal(ビーリアル)」です。文字通り、リアルを共有するSNSで、映えることも盛ることも難しい仕組みになっています。

1位Instagram、2位TikTok、3位Xに次いで「4位」

「BeReal」は、2020年にフランスで創業された企業BeRealによるアプリで、フランスやアメリカの大学生を中心に人気が出ました。公式アナウンスでは2022年にデイリーアクティブユーザーが2000万を超えたと発表されています。

国内では、App Storeの「ソーシャルネットワーキング」内で2位、Play Storeでは「ソーシャルネットワーク」内で4位(どちらも11月23日時点)という人気ぶりです。また、LINEリサーチが若年層に向けて行った調査「今後(いまよりも)流行りそうなSNS」の4位に「BeReal」(14.3%)が入っています。1位Instagram、2位TikTok、3位Xに次いでの4位なので、若年層からの注目度がかなり高いことがわかります。

リアルを共有するSNSにするために、BeRealには数多くの制限が設けられています。

・BeRealへの投稿は1日1回のみ
・BeRealは1日のうちにランダムに送られてくる通知から2分以内に行う
・BeRealには、BeRealアプリで撮影した写真しか投稿できない
・BeRealはインカメラとアウトカメラでほぼ同時撮影した写真を投稿する
・BeRealに投稿するまでつながっている「友達」の投稿は見られない

従来のSNSとは使い方が違うため、想像しにくいかもしれません。順を追って説明しましょう。

BeRealを始めると、1日1回通知が来るようになります。早朝のときもあれば、昼間や夜間のときもあり、毎日バラバラの時刻に一斉に送られます。

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