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東大生語る「頭がいい人」は「語彙力高い」その根拠 「目的と目標」「信頼と信用」どう意味が違う?

東洋経済オンライン / 2023年12月8日 11時40分

普段言葉を使い分けて話していますか?(写真: Graphs / PIXT)

「目的」と「目標」。「信頼」と「信用」。みなさんはこれらの言葉の違いを理解し、使い分けながら話していますか。こうした語彙力を高めることは、受験でもビジネスでも役に立ちます。偏差値35から東大に合格し、「ドラゴン桜」の編集担当としても活動する現役東大生の西岡壱誠氏も、頭のいい人とそうでない人の差は語彙力に現れると述べています。今回は、『東大生と学ぶ語彙力』を上梓した、西岡壱誠氏が語彙力の高め方を紹介します。

みなさんは、語彙力はあるほうですか?

【写真】『東大生と学ぶ語彙力』(西岡壱誠氏著)では、今すぐ実践できる語彙力の高め方を解説。

私たちは日夜、東大生たちの頭のよさを研究していますが、そんな私たちの結論として、頭のいい人は「語彙力」が高いと考えています。今回の記事では、なぜそう言い切れるのか、どんな語彙力が必要なのかについて、みなさんに共有したいと思います。

「目的」と「目標」は意味が異なる

突然ですが、みなさんは「目的」と「目標」の言葉の違いを知っていますか?

おそらく多くの人は、両方とも同じように「ゴール」的な意味で使っていると思うのですが、実は明確な使い分けがあります。

目的は「最終的に成し遂げたいこと」で、目標は「その目的を達成するための指標」のことを指します。

英語で言うとわかりやすいかもしれません。目的は英語で言えば「goal」または「purpose」のことです。「こんなことがしたい」という最終的なゴールが目的だと言えます。「お金持ちになる」とか「英語がペラペラになる」とかが当てはまりますね。

目標は英語で言えば「target」です。目的にたどり着くために立てる中間の指標や、行動・数字のことを指します。

例えば「お金持ちになるために、こういう企業に入社する」とか「英語がペラペラになるために、英単語を2000個覚える」というようなことを指します。

「目的」「目標」の違い以外にも、使い分けが必要な言葉はたくさんあります。

日本語を使うことに不自由がない、という人でも、「信頼」と「信用」という言葉を使い分けて使っている人は稀でしょう。「食料」と「食糧」、「偏在」と「遍在」のように、読み方が同じでも意味が異なる言葉もありますが、間違って使っている人も多いです。

言葉を混同すると、さまざまな影響も

微妙に意味が異なっている言葉を、しっかりと使い分けて使っている人とそうでない人で分かれるのです。

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