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たんや利久の「1056円・朝定食」が感動ものだった 仙台の人が羨ましい!専門店の朝メニュー

東洋経済オンライン / 2023年12月9日 7時30分

テールスープは大ぶりのカップスープにヒタヒタに入っていました。味付けはあっさり優しい塩味で、量が多いかとおもったけどするする飲めました。たっぷりの白髪ネギと、底には巨大なテール肉がごろり。口に放り込むと、ほろほろとほどけるほど柔らかく煮込まれていました。

麦飯は大盛りをオーダーしたのですが、想像以上の大盛りぶりでした。南蛮味噌で食べてもヨシ、牛たんを麦飯にのっけて頬張れば、思わず顔がほころびます。少しお行儀は悪いですが、テールスープにドボンして、雑炊風に食べてもおいしいんです。

麦飯のボリュームに恐れ慄き「こんなに食べられるかしら?」と最初は不安もあったものの、箸休めの間もなくどんどん食べ進み、ぺろりと食べ切れてしまいました。これぞパワーモーニング。朝イチで、ランチどころかディナーにも十分ながっつり定食をキメれば、お腹の底から力が漲ります。

土日祝の朝メニューも魅力満載のラインナップ

土日祝限定の朝メニュー(実は平日も食べられますが)「もつ煮定食」税込770円と、「朝の牛たんカレー」税込660円もご紹介します。

「もつ煮定食」の内容はこちら。

・もつ煮
・麦飯(大盛り無料)
・カップテールスープ
・白菜の浅漬け
・すじこん

もつ煮は、とろみは控えめのサラサラした食感。甘すぎず辛すぎず、もつの旨味がしっかりわかる控えめな味付けです。具材はこんにゃくと大根とたっぷりのもつのみの潔さ。

食材の品質と鮮度に自信があるからこそだなぁと関心しきり。れんげに麦飯をのせて、もつ煮にひたして食べると絶品です。トッピングされた水菜のシャキシャキした食感とのコントラストも楽しい。

「朝の牛たんカレー」はカレーライスに福神漬けが添えられています。ごはんは麦飯、カレールーは辛さ控えめで朝から食べても重くありません。香辛料たっぷりの本格的なカレーではなく、ヨーグルトと野菜を煮込んだ華やかな酸味の、老若男女に食べやすいカレーです。

具材は角切りのじゃがいもとにんじん、牛たんは小粒ながら分厚いサイコロ状でたっぷりと入っています。一口食べるごとに口の中に牛たんが飛び込んできて、ホロホロと口のなかでほどけていきます。

「もつ煮定食」は、単品価格が税込550円の「もつ煮」と、税込385円の「テールスープ」に、さらに麦飯と小鉢がついて770円。単純に計算して、純粋に安い。

「大きな牛たんカレー」は、朝の同じカレー系のメニューの「大きな牛たんカレー定食」が、カレーにサラダとテールスープがセットになって税込1815円であることを考えると、具材が違うため一概に比較はできませんが、税込660円というのは、かなりお安めの価格設定であるということが伝わるのではないでしょうか。

冬の朝でも、ちょっと早起きして食べたくなる

中価格帯の専門店のこだわりメニューを、朝ならではのお値打ち価格で食べられるからこそ、「仙臺 たんや利久 東京駅店」のモーニングは行列が絶えないのかもしれません。

仕事や旅行で東京駅を利用するときに、ちょっと早起きして食べたくなる味だな……。

筆者よりひと足早く、ホクホクとした笑顔で店を出ていく社会人たちの横顔を見ながら、心の中でエールを送りつつ、そんなことを思った朝ごはんでした。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

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