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「ディーラー車検は高い」と言われる真相と本音 車検だけ通ればいいのか、安心して乗れるのか

東洋経済オンライン / 2023年12月11日 11時30分

クルマを所有していれば、必ずやってくる車検(写真:キャプテンフック / PIXTA)

クルマを愛用している人であれば、避けて通ることができないのが「車検」というイベント。まとまった費用が必要になり、公道を走行するうえで必須の作業であり、乗用車であれば2年ごと、商用車であれば1年ごと(一部例外あり)に必ずやってくるものだ。

【写真を見る】自動車に乗っていれば避けては通れない車検。なぜ「ディーラー車検は高い」と言われるのか、その納得の理由

車検とは?検査を受ける方法は?

まず車検とは、正式には「自動車検査登録制度」といい、クルマが保安を満たしているのかを検査する制度だ。基準を満たしていない場合、整備して再検査を受ける必要がある。また、車検が切れている状態では公道を走ることもできず、車検切れの状態で公道を走行すれば違反点数6点、30日間の免許停止、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。

この車検を通すには、整備工場に依頼するパターンや自動車ディーラーに依頼するパターン、そして車検専門店のようなところに依頼するパターンなどさまざまな方法があり、中にはユーザー車検というオーナー自らが陸運支局に車両を持ち込んで車検を通すツワモノも存在している。

ある程度の知識と技術が必要となるユーザー車検は例外として、車検を通すには車種にもよるが安くても10万円弱、高くなると数十万円の出費が必要となるケースがほとんどだ。その中でも自動車ディーラーに依頼すると高額になるケースが多いと言われており、できるだけ出費を抑えたいユーザーは格安をうたう車検専門店に依頼する人も少なくない。

なぜ、“ディーラー車検は高い”と言われてしまうのだろうか? その真相について今回はお伝えしたい。

そもそも車検を通す際にかかる費用は、必ず必要な自動車重量税や自賠責保険料、印紙代といった『法定費用』、車検を通すために必要な点検整備や代行手数料などの『車検基本費用』、そして整備が必要となった場合に発生する『追加整備費用』の3点が基本となる。

法定費用に関しては車両などによって金額は異なるものの、どこで車検を実施しても金額は変わらないため差は出ないが、大きく異なるのが車検基本費用と追加整備費用の2つだ。

よく車検専門店などで「車検〇〇円!」などと大きく書かれているのは車検基本費用のことで、ディーラーなどが設定している車検基本費用よりも安めになっていることが多い。そのため、車検のために追加整備が発生しにくい高年式の車両であれば、総額の費用も安く抑えられる場合もある。

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