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節約したいなら「ビールはコンビニ購入」がいい 「安い=節約になる」と思い込んでいませんか?

東洋経済オンライン / 2023年12月15日 14時0分

「節約したいならビールはコンビニで買いましょう」いったいなぜでしょうか?(『マンガでわかる お金に人生を振り回されたくないから超ビギナーが今すぐやること教えてください』© 黒田尚子(著)、月野まる(イラスト)/主婦の友社)

「毎日ちゃんと働いているのに、全然お金が貯まらない」「節約してるつもりなのに、効果がない」という人いませんか? 『お金に人生を振り回されたくないから超ビギナーが今すぐやること教えてください』を上梓したFPの黒田尚子さんは、「”安い=節約”と思い込んでいませんか? 節約したいならビールはコンビニで買いましょう」と言います。いったいなぜでしょうか? 本稿では同書より一部抜粋し再構成のうえお届けします。

「安い=節約」と思い込んでいませんか

物欲だけの買い物をやめればお金は貯まる

ここでのテーマは「節約」です。といっても私の考える節約は、ケチケチと10円単位で切り詰めていく節約方法ではありません。安いか高いかで買うのではなく、自分にとって価値や意義のあるものにはしっかりお金を使い、そうではないものには一切お金を使わない、というメリハリを大切にします。

【マンガで読む】節約したいなら「ビールはコンビニ購入」がいいといえる理由

それは「出ていくお金」を意識的にコントロールする力をつけるということなのです。ちょっとわかりにくいでしょうか。

では、上の図を見てください。この図をヒントに、「今私が買おうとしているものは、座標のどこに入るのかな?」を考えてほしいのです。

必要なもの=ニーズ(Needs)なのか、欲しいもの=ウォンツ(Wants)なのか、あるいはその両方なのか。ニーズとウォンツの両方が高い場合、それは「買い」です。もちろん値段が高かったり、維持にお金がかかったりするものは十分検討すべきですが、長期的に考えてメリットがあるなら買う方向で検討しましょう。

問題は左下のゾーンです。欲しいとは思っていないし必要でもない、というものにも私たちはけっこう出費しているのです。まずはここをカットします。そして右下のように、物欲(ウォンツ)だけで買っているものがあるとしたら、これも検討が必要です。大きな喜びをもたらすこともありますが、日常的になると生活を圧迫します。

今、私たちは家の中におさまりきらないほど多くのものを持っています。「買わないと暮らせない」というものなど、ほとんどありません。だからこそメーカーは「すてきでしょ?」「これがあると便利だよ」とウォンツに訴えてくるのです。

そう考えると、食べ物や消耗品以外の新しく買うものはほとんどが本来いらないものなのだ、と言えるのです。カートに入れたものを精算する前に、一度考えてみましょう。「本当に必要なのか?」と。

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