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月50億PV「Amebaブログ裏側」を"中の人"に直撃 ブロガーなら知りたい"バズる近道"聞いてみた

東洋経済オンライン / 2023年12月21日 11時20分

また、2004年9月のサービス開始当初はインターネット上で数少ない情報発信ツールだったが、スマートフォンの浸透などにより環境は変化した。

しかし、複数の情報発信ツールを扱える時代となっても、「アメブロ」は「情報発信の拠点」として存在。

写真や動画の投稿が主目的のSNS「Instagram」で日常を発信する著名人が、大事な投稿をブログに頼るのは顕著な例だ。

公式アフィリエイトサービスなど「新たな施策」も

ただ、情報発信プラットフォームの老舗ではありながら「アメブロ」も生き残りは課題だ。

2020年4月にブログ収益化を可能にする公式アフィリエイトサービス「Ameba Pick」をスタートするなど、情報発信という本来の目的にプラスアルファして、ユーザーが発信した情報に金銭的な付加価値を加える手段を提供している。

UI(ユーザーインターフェース)の改善も行い、通信容量に制限がなくなってきた時代に合わせて、ブログ内でリッチコンテンツ(音声や動画など、動的コンテンツの総称)も使用可能に。

記事のコメントを通してブロガー同士、ブロガーと読者の交流が生まれる「コミュニティ」としての役割も特徴に、メディアプラットフォームとしての存在感を示す。

「X」をはじめ、短文投稿型SNSが主流の時代であっても、ブログをきっかけに一躍インフルエンサーとなるユーザーもいる。

「アメブロ」で影響力を持つには、何が必要なのか。

「家庭料理の投稿」が数万PVを稼いだケースも

素直に「いい記事」が読まれやすいと話すのは、山本氏だ。

ユーザーの7割が「女性」で、人気ジャンルが「子育て」や「ファッション」の「アメブロ」でも、例えば、男性向けに書いた「独自の視点や体験談」を含む他ジャンルの記事が、突如として“バズる”チャンスはある。

【読まれるブログの近道①】読者注目の「アメトピ」入りを目指す

「アメブロ」内での注目記事をピックアップする、ホーム画面の「Amebaトピックス」(アメトピ)への掲載は、“バズる”ための近道だ。

「アメブロ」の記事を管理する同社のAmeba編集室では、常駐スタッフが日ごとに2000件程度の記事を確認。

完全人力で既存タイトルを「15文字以内」に要約して、更新を重ねる。

他人が強く憧れるような「大きなトピックがなくてもいい」と解説するのは、「アメブロ」の編集部スタッフだ。

日常のささいな出来事を発信するだけでもよく、過去には「夫が喜んだおかず」として、家庭料理と短文を記載した女性の投稿が「数万」のアクセスを稼いだ事例もある。

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