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今すぐ断捨離すべき人間関係「3つのパターン」 人と関わりながら生きるか、孤独に生きるか

東洋経済オンライン / 2023年12月27日 14時0分

変わることを恐れずに、変えた方がいいと思えるものは変えていく。

それが、より誠実に、より幸せに、あなたらしい人生を生きていくことにつながると、私は思います。

もう一つ、自分と相手との距離は、どう考えればいいでしょうか。

たとえば、あなたという人間やあなたの人生を否定する人、大事にしてくれない人、あなたの優先順位を尊重してくれない人がいるなら、心の中でその人の優先度を下げ、距離をとってもいいでしょう。

逆に、もし自分自身を振り返ってみて、大事な人との関係をおろそかにしていたら。

大きな後悔をする前に、自分から歩み寄り、話をすることが大切です。

人は人間関係に限らず、「自分がされたこと」はよく覚えていますが、「自分がしたこと」はさほど覚えていないものです。

あなたが思っている以上に、大事な相手が傷ついているということもあるでしょう。

自らの手で不幸を招かないように、気をつけて生きていきたいものです。

死を前に「人間関係」で後悔しないように

人は死を前にしたとき、人生を振り返り、さまざまな後悔の念を抱きます。その中でも特に多いのが、人間関係に関する後悔です。

自分にとって本当に大事な相手、自分のことをわかってくれた相手に気づき、「元気なときに、もっと大事にすればよかった」と思う人が少なくないのです。

ただ、「限られた中でもできることがある」という希望や、誰かを想う気持ちが与えられると、人の心も表情も大きく変わります。

以前関わった患者さんの中に、肺がんで余命半年と宣告された、50代の男性がいました。

病気になる前、メーカーの営業マンとして仕事に心血を注いでいたというその患者さんは、最初のうち、自分の病気や余命わずかであることを受け入れられず、自暴自棄になっており、「働くことのできない自分に価値はない」「人に迷惑ばかりかけて、こんな体で生きていても仕方がない」と言っていました。

ところが、ご家族や私たち援助者からのサポートを受けているうちに、少しずつ病気であることを認め、今の自分を受け入れられるようになったのでしょう。

あるときを境に、彼は酸素を吸入しながら、大好きなたばこを吸いながら、毎日便せんに向かい、ご家族へのメッセージを書くようになりました。

これからの人生を穏やかで幸せなものにするために

眼鏡の奥の目をらんらんと輝かせ、「人生において大事なのは、お金でも出世でもない。人は宝だということを、子どもたちに伝えたい」と言っていた彼の表情を、私は今でも忘れられません。

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