1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「歩く百億円」88歳社長の加齢を遠ざける考え方 人の意見を聞いたら肝心なところで「勝てない」

東洋経済オンライン / 2023年12月30日 6時50分

世の中には、私よりずっと若いのに、「歳をとるのが怖い」と思っている人も、きっと大勢いますよね。そういう人は、年齢を「火の見櫓(やぐら)」だと思ってみてください。

歳をとるほど、櫓の高さが高くなる。グングン高みに上がって、いろいろなものがよく見えるようになる。

そう思ったら、歳をとるって、じつに豊かで、楽しいことじゃないですか。

その高さから見えるものは、その時しか見られません。

「あとで、もう一度見たい」と思っても、二度と見ることはできません。

だから、その時しか見られないものを、目を見開いてしっかりと見る。

俯瞰(ふかん)すると見えるものがあるということは、それだけ、おもしろいことにだって目がいくということです。つまり、歳をとるほどに、おもしろき人生を歩むことができるということです。​

〈NG行為②〉嫌われたくなくて、物わかりがよくなりすぎる

「歳をとると、人間丸くなる」と言いますね。

意地を張らず、我を通さず、若い人の言うことに従って、大人しく穏やかでいるのが、いい年のとり方のように言われますね。

でも、「それは大間違い」と思っています。

自分が「こうだ」と思ったら、意地を張っていい、我を通してもいい。

多少否定されたくらいで、自分の意見を曲げる必要なんかないのよ。

成功者はみんな「自分勝手」

私は、成功した経営者や、凄腕の職業人たちにたくさん会ってきたけど、みんな揃いも揃って「自分勝手」です。人の意見なんか聞きやしません。

だって、人の意見を聞いたり、いろんな人の立場を慮(おもんぱか)ったりしていたら、肝心のところで「勝てない」から。なぜなら、力が緩んで自分の底力が出せないじゃないですか。人生も、これと一緒です。

「そんな自分勝手を言っていたら、みんなに嫌われない?」

「わがままでガンコな年寄りだと思われて、周囲が逃げていってしまわない?」

そう思うかもしれませんが、そんなことないです。

本人が一生懸命に考えて、腹をくくって決めたことなら、それは正しいんです。

正しい姿だと受け止められれば、誰も嫌ったり、自分の元を去ったりしないものですよ。

大事なのは、熟慮の上の言動なのかどうか、ということです。単に、自分の欲に正直なだけでは困りますから。気合を込めて、「やあ、やあ!」と切り込む力が大切です。

「自分のために地球がある」くらいに思って! まわりの環境を変える自分でなくちゃいけない。環境におびやかされるような人生はバカみたいです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください